イギリスのシティファイバー、800万世帯に光通信で£49億融資確保。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年06月06日に、新興通信会社のシティファイバー{City Fibre)は2022年06月02日に、複数の銀行から合わせて£49億の融資を確保したと発表した。

国内の800万世帯に光ファイバー網を広げるとともに、政府が農村部を含めた全土で推進する光ファイバー敷設計画「プロジェクト・ギガビット(Project Gigabit)」に参加する。

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今回の融資元にはイギリスの金融大手ナットウエスト・グループ(NatWest Group/旧ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ/former Royal bank Scotland
Group)、フランスのソシエテジェネラル(Société Générale de France)、イタリアのインテーザ・サンパオロ(Intesa San Paolo, Italy)、オランダのINGグループ(Dutch ING Group)などが含まれる。政府が2021年06月に設立したイギリスインフラ投資銀行(British Infrastructure Investment Bank)も資金を提供した。

シティファイバーは2014年に上場し、2018年には米国の投資銀行ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)が主導するコンソーシアムが買収。現在は170万世帯にサービスを提供する。現在は通信大手BTグループや携帯電話サービス大手ヴァージン・メディア・O2(Virgin Media O2)など、大手の展開が手薄な市町村285カ所を中心に光ファイバー網の拡大を進めており、「プロジェクト・ギガビット」の一環として支給される補助金を活用して、こうした地域や周辺の農村部にもネットワークを拡張する計画だという。