ソロモン神殿を建てたワーム。

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イスラエルの国立図書館「The National Library of Israel(イスラエル国立図書館)」は2021年07月27日に、アミット・ナオル (Amit Naor)のブログで、「謎の小さな生き物「シャミール」は、本当に第一神殿の建設を手伝ったのか?」と言う疑問に、イスラエルの国立図書館の資料で調査した。

このような調査で、何かの言い替でなんっとくできたり、さらに不思議な泥沼に落とされたりするので、このような解説は、時間のある時に読んでおくことにしている。

しかし、いずれにしても宗教は、摩訶不思議おな矛盾の積み重ねに感じることも多い。

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なぜこんなものを信じるのか?

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列王記(The Book of Kings)上には、第一神殿(First Temple)の建物の大きさ、壁を覆う杉やヒノキの梁、金色の装飾品や彫刻、契約の箱の上に翼を広げて立つ2つのケルビム(cherubim)など、正確な記述がある。また、この記事には次のような不可解な一節がある。「また、この家が建てられていたとき、石切り場で仕上げられた石で建てられていたが、建てられていたとき、この家では金槌も斧も、鉄の道具も聞かれなかった。(And the house, when it was in building, was built of stone finished at the quarry, and there was neither hammer nor axe (nor) any tool of iron heard in the house, while it was in building.)」(1列王6:7)

聖書には、神殿の石は切り出されたと書かれているのに、ハンマーやノミ、鉄の道具が使われていないのはなぜでしょうか。ユダヤ人の賢者たちは簡単な答えを出している。それは、石が別の場所で準備され、そこから神殿の山の建設現場に運ばれたということです。列王記は、この説明を裏付けるものとなっている。「王が命じたので、彼らは大きな石、重い石を切り出して、家の基礎を切石で築いた。(And the king commanded, and they quarried great stones, heavy stones, to lay the foundation of the house (with) hewn stone.)」(1列王5:31)。

しかし、ここでの関心は、ラビの文献に出てくる、シャミール(Shamir)というものの助けを借りて石を切り出したという別の説明でである。シャミールという名は、列王記にはないが、聖書にも登場する。
エゼキエル書(Ezekiel)(3:9)には、シャミールは「火打ち石よりも強い(stronger than flint.)」と書かれている。エレミヤ書17:1のヘブライ語の文章にもシャミールのことが書かれていますが、英語版では「フリント(flint)」や「ダイヤモンド(diamond)」と訳されている。「ユダの罪は、鉄のペン、ダイヤモンド(シャミール)の先で書かれ、彼らの心の石板と祭壇の角に刻まれている。(The sin of Judah is written with a pen of iron, with a diamond [Shamir] point, engraved on the tablet of their heart and on the horns of your altars.)」 これらの文章は、シャミールがある種の硬い素材であることを明らかに示唆している。

タルムード(The Talmud)には、神秘的なシャミールについてのさらなる情報がある。例えば、アヴォット語録(Tractate Avot)では、天地創造の行為が完了する前の「安息日の前夜(Sabbath eve,)」に創造された10のものの一つとして、シャミールが挙げられている。

その時に作られた物質は、石を削る力を持つシャミールをはじめとして、どこか謎めいた性質を持っていた。ソタ書(Tractate Sotah)(48b)によると、シャミールは祭司の胸当て(Hoshen)に入れる石を彫るのに使われ、その石は「夏に裂けるイチジクのように切られた(like a fig which splits open in summer.)」と説明されている。また、そこには、シャミールの強さに耐えられるものはないので、大麦のふすまを入れた鉛の箱に羊毛の房を入れて保管していると書かれている。

タルムードのギッティン節(The Talmud, Tractate Gittin)(68a)には、シャミールにまつわる最も詳しい伝説が記されている。それによると、ソロモン王は助言者たちに、神殿の石を斧やノミを使わずにどのようにして作ることができるかを尋ねた。彼らは奇跡的なシャミールの存在を告げたが、どこにあるのかわからなかった。
そこで、王は精霊や悪魔を呼び寄せたが、彼らもどこにあるのか分からなかったという。
しかし、彼らはソロモンに、彼らの主である悪魔の王アスモデウス(Asmodeus)に相談してみてはどうかと提案した。ソロモン王は将軍であるイェホヤダの息子ベナヤフ(Benayahu son of Yehoyada)を派遣し、彼はアスモデウスを制圧して王宮に連れてきた。アスモデウス(Asmodeus)(またはアシュメダイ/or Ashmedai)はソロモンに、シャミアが海の主(Lord of the Sea)の所有物であり、ある鳥(certain bird)(多くの英語版ではウッドコック/woodcock)が守っていることを明かした。ソロモンはすぐに別の召使を送り、木鶏に勝ってシャミールを奪うことに成功した。
ここから物語はさらに紆余曲折を経て続いていく。この伝説は、ルイス・ギンズバーグの古典(Louis Ginzberg’s classic)「The Legends of the Jews」に掲載されているほか、ヘブライ語版(Kol Agadot Yisrael, ed. Israel Benjamin Levner, Tushiya Publishing)がオンラインで公開されている。

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この表現は、今回のオリンピックで、日本が金メダルの大量獲得していることに対して、正当化するために利用できる。

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つまり、これほど多くのコロナウイルス感染者で犠牲を払って戦った結果であり、もし、不公平と言うなら、他国も犠牲を払って、奪い取るべきであると言える。

もうオリンピックは健康的な戦いではなく、犠牲を払って奪い合う戦争である。

まさに、アテナイの戦いが、オリンピックなのである。

ただし、同時に、平和主義ではないソロモン王と言う闘い、奪い取る主が、神であって良いと言う矛盾である。

ラシ(Rashi)はこの伝説の解説の中で,木鶏は実はソロモン王の伝説でよく登場するホオズキ(duchifat in Hebrew, דוכיפת)ではないかと推論している。さらに言えば,シャミールは石などの無生物ではなく,実際には虫という生物であったという説もある。ラシの説明の出典は不明だが、「シャミールの虫」という言葉が生まれ、メンデレ・モチャー・スフォリム(Mendele Mocher Sforim)(ショーレム・ヤンケフ・アブラモビッチ、1836 - 1917/Sholem Yankev Abramovic, 1836 – 1917)の著作にも登場している。

シャミールが生き物なのか、それとも奇跡の力を持つ石のようなものなのかについては、宗教家の間でも意見が分かれている。一方で、タルムード(ソタ48b)に基づいて、神殿が破壊された後、シャミールは世界から消滅したと判断した。ところが、2年ほど前にフィリピンの研究チームが、石灰岩を食い破る虫を発見した。
石灰岩は比較的軟らかい岩石ではあるが、それでも石を彫る虫の存在は、それほど非現実的な話ではないかもしれないと結んでいる。

しかし、今回のオリンピックでは、開催前に主役であった大阪なおみ、池江璃花子は、本大会で早々と敗戦してしまった。

2021-07-25---東京中で、分散小型クラスター群発?!
2021-07-23---予測通り!開会までに、オリンピック関係者の感染者数100人突破!
2021-07-20---全く未知のCOVID-19感染者が、選手として100人来日するという恐怖。
2021-07-20---オリンピックを歓迎するように世界のCOVID感染死者数が大爆発。
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2021-05-28---拝啓小池百合子都知事。無責任にアスリートに責任転嫁してはいけない。
2021-05-26---米国のオリンピック選手は、コロシアムの剣闘士か?
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