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イギリスの画家ベン・ニコルソンが生まれた。

ArtDailyは2022年04月10日に、アブストラクト・コンペティション、ときどきレリーフ、景色、静物を描く、イギリスの画家ベンジャミン・ローダー・ニコルソン、OM(Benjamin Lauder Nicholson/ベン・ニコルソン/Ben Nicholson/1894 - 1982)は、画家であった父親ウィリアム・ニコルソン卿(Sir William Nicholson/1872 - 1949)と、妻で芸術家であった母親のメイベル・スコット・ローダー・プライド(Mabel Scott Lauder Pryde/1871 - 1918)の子として1894年04月10日にイギリスのバッキンガムシャーのデナム(Denham, Buckinghamshire)で生まれたと報告した。

一家は1896年にロンドンに移り住んだ。

画家でデザイナーであったナンシー・ニコルソン(Nancy Nicholson/1899 - 1977)は、ベン・ニコルソンの妹で、建築家でModern Movementのデザイナーであったクリストファー・デビッド・ジョージ・ニコルソン(Christopher David George Nicholson/1904 - 1948)は、ベン・ニコルソンの弟であった。さらに弟のアンソニー・ニコルソン(Anthony Nicholson/1897 - 1918)も居たが、若くして21歳で死去している。

父親は、イーディス・ミニー・ニコルソン(Edith Minnie Nicholson/婚前はフィリップス/Phillips/1891 - 1958)と再婚している。イーディス・ミニー・ニコルソンは、ジョン・スチュアート=ウォートリー(John Stuart-Wortley/? - 1919)と結婚していた。

また、母方の祖母バーバラ・プライド(Barbara Pryde/旧姓ラウダー/Lauder)は、有名な画家ロバート・スコット・ラウダー(Robert Scott Lauder/1803 - 1869)とジェームズ・エクフォード・ラウダー(James Eckford Lauder/1811 - 1869)兄弟の姪にあたる。

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ベン・ニコルソンは、3度の結婚歴があり、最初の結婚は、画家のウィニフレッド・ニコルソン(Winifred Winifred Nicholson/婚前はロバーツ/Roberts/1893 - 1981)で、1920年11月05日にロンドンのセント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会(St Martin-in-the-Fields Church, London)で結婚式が行われた。

ニコルソンとウィニフレッドの間には、1927年06月に息子のジェイク(Jake)、1929年07月に後に画家となる娘のケイト(Kate)、1931年09月に息子のアンドリュー(Andrew)が生まれた。しかし、1938年に離婚した。

2度目の結婚は、1938年11月17日にハムステッド登記所(Hampstead Register Office)で、同じ芸術家のデイム・バーバラ・ヘップワース(Dame Barbara Hepworth/1903 - 1975)と行った。

ニコルソンとヘップワースの間には、1934年にサラ(Sarah)とレイチェル(Rachel)という2人の娘とサイモン・ニコルソン(Simon Nicholson/1934 - 1990)という1人の息子の三つ子が誕生した。二人は1951年に離婚している。

3番目で最後の結婚は、ドイツ人写真家のフェリシタス・フォーグラー(Felicitas Vogler/1900 - )とのものだった。1957年07月に結婚し、1977年に離婚している。

ベン・ニコルソンは、シーフォードのティッテンハンガー・ロッジ・プレパラトリー・スクール、ハムステッドのヘドン・コート(Tyttenhangar Lodge Preparatory School, Seaford, at Heddon Court, Hampstead)で教育を受け、その後、ノーフォークのホルトにあるグレシャムズ・スクール(Gresham's School, Holt, Norfolk)に寄宿した。

ベン・ニコルソンは1911年にロンドンのスレード美術学校(Slade School of Fine Art in London)で、ポール・ナッシュ(Paul Nash)、スタンリー・スペンサー(Stanley Spencer)、マーク・ガートラー(Mark Gertler)、エドワード・ワズワース(Edward Wadsworth)らと同時代を過ごし、親交のあったポール・ナッシュによると、スレイド校での1年間、ニコルソンは絵画やドローイングよりもビリヤードに明け暮れていたという。後になて、ベン・ニコルソンは緑色のベーズを使った抽象的な造形と、絶えず変化するボールの関係が、彼の美意識に訴えかけるものがあったからだと、弁解している。そしてそのあと、ヨーロッパ諸国やアメリカ各地を旅し、第一次大戦後もロンドンとパリを往復していた。

ベン・ニコルソンの初期は、ポール・セザンヌ(Paul Cézanne/1839 - 1906)やキュビスム(Cubism)に近い作品を制作していた。

その後、アート・グループのSeven and Five Society、ユニット・ワン(Unit One)やアプストラクシオン=クレアシオン(Abstraction-Création)などに参加し、モンドリアン(Mondrian)に出会うことで、抽象的構成主義への傾向が確固なものとなった。

ベン・ニコルソンの作品は、彫刻的な要素をたぶんに含む作品が多く、しかも、白や淡い色のものなど、色彩が抑えられている作品が多い。イギリスの抽象絵画を強力に牽引した一人であった。

今回、公開された作品は、1936年に制作されたグワッシュで描かれた38.1x50.2cm(15x19 3/4インチ)

Photo: Bonhams.

イギリスのバッキンガムシャーのデナム(Denham, Buckinghamshire)の緯度、経度。

51°34'10.5"N 0°29'37.9"W

または、

51.569583, -0.493858

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1920-01-30---イギリスの画家パトリック・ヘロンが生まれた。

1903-01-10---イギリスの彫刻家で、アーティストのバーバラ・ヘップワースが生まれた。

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