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イギリス政府、ロシアにキャビアなど高級品を輸入禁止の追加制裁。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年04月22日に、イギリス政府は2022年04月21日に、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加経済制裁を発表した。ロシアの軍事活動を支援する新興財閥など個人・企業26件に資産凍結やイギリス渡航禁止などが適用されるほか、ロシア産キャビアなどの輸入を禁止する。

https://time-az.com/admin/edit/76720

新たな個人・企業制裁は、ロシア軍によるウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州およびルガンスク(Luhansk)州に対する直近の攻撃や、ドネツク州の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の重要な民間インフラの攻撃を受けたもの。

GTLKのロゴ

今回、対象となった個人には、首都キーウ(Kyiv/キエフ/Kiev)近郊ブチャ(Bucha)での民間人虐殺を含む前線での残虐行為を主導する軍の指揮官や、ロシア連邦保安庁の幹部、ロシアの侵攻を後押ししたウクライナの元議員、プーチン大統領を支援する新興財閥が含まれる。企業では、複数の軍需工場のほか、輸送機器・特殊機械のリースでロシア最大手のGTLKが加えられた。

GTLK stock

イギリス政府はまた、禁輸や関税引き上げの対象製品を拡大。銀や木製品のほか、キャビアなどの高級品の輸入を新たに禁止する上、ロシアとベラルーシ産のダイヤモンドやゴムなど総額£1億3,000万ポンド相当の製品に対して関税率を35%に引き上げる。

銀、供給が減れば値上がりするのであまり期待できない。

ロシアのウクライナ侵攻を巡り、イギリスはこれまでに金融機関や新興財閥、その家族などの資産£9,000億以上を凍結している。また禁輸・関税引き上げ対象の総額は£10億超に達している。

ただし、いよいよ制裁対象が減ってきてしまった。


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