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再生可能エネルギーは従来型より安価であることが多い。

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ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年02月21日に、再生可能エネルギーによる電気は、その技術によっては、従来の発電所で発電した電気よりもはるかに安価に作ることができることが、PDFで公開されたフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所ISE(Fraunhofer-Institut für Solare Energiesysteme ISE)に基づき、Statistaのグラフィックに示されていると報告した。

これによると、ガスタービンや硬質石炭火力発電所の電気は、最も発電コストが高いということになる。

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ここでは、1キロワット時あたり11〜29セントのコストがかかっている。

一方、エネルギーを最も安価に電力に変換できるのは、陸上の風力発電機や太陽光発電システムである。
PVの電気料金に幅があるのは、電池の種類によるコスト差が大きいからだという。

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また、その性質上、温室効果ガスの排出量もエネルギー形態や発電所によって大きく異なる。

https://time-az.com/main/detail/76294

このStatistaのグラフが示すように、従来の発電所は、風力発電や太陽光発電に比べ、生涯で排出するCO2量が非常に多い。

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専門家は、CO2証書のコスト上昇により、今後数年間は再生可能エネルギーの競争力がさらに高まると予想している。一方、新規の従来型発電所の候補は、CO2コストが高くなるため、ドイツでは1キロワット時あたり7.8セント以下のコストで発電することはできないだろう。

本調査の技術比較では、ドイツ国内の拠点における再生可能エネルギー技術である太陽光(Solaranlagen)、風力(Windkraft)、バイオガス(Biogas)、固体バイオマス(feste Biomasse)のLCOE(Levelized cost of electricity/平準化電気料金)を、特定の投資、運用コスト、その他の技術・財務パラメータに関する市場データを用いて決定している。
従来の発電所褐炭(Braunkohle)、強炭(Steinkohle)、GuD(Gas- und Dampf/ガスと蒸気による複合サイクル/コンバインドサイクル)、ガスタービン(Gasturbinen)についても、異なる発電所の特性や、これらの発電所の建設・運用の前提条件の下で分析されている。

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現在、エネルギーのほとんどは化石燃料、特に石油から生成されている。しかし、より持続可能な未来に向けて、世界的にも見直しが進み、再生可能エネルギーによるエネルギー生産が年々増加していることは認識されている。国別で比較すると、アフリカは自国のエネルギーのほぼ半分を再生可能エネルギーで生産していることがわかりる。
例えば、ヨーロッパでは、再生可能エネルギーによる発電は全体の約4%に過ぎず、化石燃料の利用が依然として根強く残っている。

生活レベルでは確かに、アフリカは自国のエネルギーのほぼ半分を再生可能エネルギーで生産しているが、産業レベルでのエネルギー消費を考えると、アフリカを比較対象にするのは、無理がある。

アフリカの人と同じ生活を強要し、産業をアフリカ並みにすることは、不可能である。

現実的には、事故さえなければ、原子力が最もエネルギー効率は良い。

事故が起こると、全て逆転する。

つまり、現在はすべてが過渡期で、無理がある。

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