フランスのオレンジ、€2億3000万投資し、銀行部門の株式を増強。

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携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAは2021年10月01日に、フランスのオレンジは、オレンジ銀行(Orange Bank)の21.7%の株式を購入する契約を結び、同時に€2億3,000万増資計画を発表し、通信と金融サービスの融合戦略を加速させていると報告した。

https://time-az.com/main/detail/75321

オレンジはステートメントで、保険会社のグルパマ(Groupama)との間で非公開の金額で株式取引に合意したと説明している。オレンジ銀行のCEOであるポール・デ・リューズ(Paul de Leusse)は、オレンジ銀行の産業的・地理的発展戦略の一環として、この株式取引を行ったと言った。

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閉鎖には、通常の承認が必要である。なお、グルパマ社は2028年までこの銀行部門の商業パートナーとなる。

オレンジは、今回の増資は、銀行事業の「技術的優位性」を維持するためのものであり、保険と中小企業向けサービスの開発に重点を置いていると述べている。

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オレンジは、オレンジ銀行が設立されてから約4年の間に、フランス国内で主導的な地位を確立し、本国とスペインを合わせて160万人の顧客を獲得したと言う。

オレンジは、主に銀行業務純益の増加と管理コストの削減により、2021年には同銀行の損失が「大幅に」減少すると予想している。

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ルーマニア
オレンジは昨日(9月30日)、ルーマニアの固定通信事業者であるテレコム・ルーマニア・コミュニケーションズ(Telecom Romania Communications)の株式54%を取得したことを発表した。

オレンジの副CEOであるマリ=ノエル・ジェゴ=ラヴェイシエール(Mari-Noelle Jego-Laveissiere)は、この€4億9,700万の取引により、「オレンジ・ルーマニアはコンバージェンスの野望に向けて前進する」と述べている。

オレンジは、通信と金融サービスの融合戦略を加速させ、着実に地盤を固めている。
しかし、それでも金融サービスはまだ赤字である。

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