メキシコの「アステカ銀行」、Bitcoinの受け入れ開始へ

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Forbes JAPANは2021年06月28日に、メキシコ最大のコングロマリットを率いる保有資産US$158億(約1兆7500億円)の富豪が2021年06月27日に、Bitcoin(ビットコイン)を支持するツイートを連発し、自身が経営するアステカ銀行(Banco Azteca)がメキシコで最初のBitcoinを受け入れる銀行になると述べたと報告した。

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「私の銀行と私は、メキシコで最初にBitcoinを受け入れる銀行になるために努力している」と、今年のフォーブスの世界の富豪ランキング(Forbes ranking of the world's richest people)で172位のリカルド・サリナス・プリエゴ(Ricardo Salinas Pliego)はツイートした。

https://time-az.com/main/detail/74698

彼は先日のメディアのインタビューで、「すべての国家による法定通貨は詐欺だ」と述べ、投資家はビットコインを所有すべきだと提案していた。

メキシコ3位の富豪であるサリナスは、Bitcoinを「新しいゴールド」と呼び、その利便性をアピールした。

現在65歳のサリナスは、Bitcoin関連で20数件のツイートを連発した。

その中で、暗号通貨のドージコインを宣伝しつつも億万長者の富を批判するユーザーに対し、「君はずっと貧しいままだろう。幸運を祈るよ」と返信した。

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フォーブスはアステカ銀行にコメントを求めたが、回答は得られていない。

つまり、Bitcoinなどの仮想通貨は、このような方法で価格操作できるということであり、それを実行したということである。

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しかし、それは一過性で、それほど甘いことはつづかないから、面白いのである。

さらに、1日の値動きを見て、高騰したように感じるが、少しもとに戻してみると、それほどでもないということが多すぎる。

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しかし、続けていれば、このような山師で無ければ、きっとチャンスは来ることだろう。

そして、いつか自分も山師になり、大損する。

サリナスは、メキシコ第2位のテレビ放送局のTVアステカ(TV Azteca)と、彼の祖父が1950年代に設立した小売店グループのグルーポ・エレクトラ(Grupo Elektra)を経営しており、この2社はアステカ銀行の資金で運営されている。

サリナスは2020年11月のツイートで、自身のポートフォリオの10%をビットコインに投資していることを明らかにした。それ以降、ビットコインの価格は81%近く急騰し、約US$3万3000をつけているが、2021年04月中旬のUS$6万4000ドルを超える高値からは50%近く下落している。

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昨年から機関投資家の参入が相次いだことで、パンデミックの間に暗号通貨は新たな高値圏に到達したが、2021年06月はエルサルバドル(El Salvador)が世界で初めてビットコインを法定通貨にしたことで、新たな楽観論が生まれている。

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その他のラテンアメリカ諸国も、この流れに加わる意思を見せ始めたが、中国の規制強化によって市場はさらなる苦境に直面している。暗号通貨の時価は2021年05月初めにUS$2兆5000億だったが、2021年06月27日にはその約半分のUS$1兆3000億程度に縮小している。

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2021-06-20---投資家が、2020年にBitcoinで最も稼いだ国は、米国。
2021-06-16---Bitcoin、4年ぶりの大型アップデート。

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