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ウクライナ戦争終結に向けた協議は、ロシアの攻勢激化で一時中断。

Russian invasion

米国のWSJ(Wall Street Journal/ウォールストリート・ジャーナル)(電子版)は2022年03月14日に、首都キエフ(Kyiv)と西部の都市リブネ(Rivne)を空爆、米国はモスクワとの連携をめぐり北京に圧力をかけていると報告した。

ロシアのミサイルがキエフの航空機工場とアパート、西部のリブネのテレビ塔を破壊し、首都をめぐる戦闘が激化する中、ウクライナ(Ukraine)におけるロシアの戦争を終わらせるための外交努力に進展の兆しは見られないまま、2022年03月14日月曜日を迎えた。

https://time-az.com/main/detail/76441

ウクライナの交渉担当者がロシア側とビデオ会議で会談している間、2022年03月14日月曜日にはキエフのダウンタウンに安定した砲撃の音が響き渡っていた。

ロシア(Russian)とウクライナの交渉担当者は、2022年03月14日月曜日の会談の前に前向きな発言をしていたが、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の顧問であるミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak, an adviser to Ukrainian President Volodymyr Zelensky)は、2022年03月14日月曜日の午後に、会談は一時中断しており2022年03月15日火曜日に再開する予定であると述べた。

ポドヤックは、交渉担当者は停戦、ロシア軍の即時撤退、同国の安全保障の実現に焦点を当てると述べていた。

ポドヤクはTwitterで、「交渉は明日まで技術的な中断を余儀なくされた。(A technical pause has been taken in the negotiations until tomorrow)」と書き込んだ。「交渉は継続する。(Negotiations continue.)」

一方、アメリカ国家安全保障顧問のジェイク・サリバン(U.S. national security adviser Jake Sullivan)は、2022年03月14日月曜日にローマで行われた7時間の激しい会談で、北京のモスクワとの連携について中国政府高官に圧力をかけたという。

開戦から約3週間、ロシアはウクライナ南部で領土を確保したが、首都キエフ周辺などでは手薄になっている。ロシア軍は、ウクライナの抵抗を弱めるため、住宅地や民間インフラへの空爆を行うことが多くなっている。

ウクライナ軍によると、2022年03月14日月曜日にキエフのオボロン地区(Obolon district of Kyiv)で9階建てのビルに弾丸が激突し、2人が死亡、12人が負傷した。ウクライナの国家緊急サービス(Ukraine’s state emergency service)によると、このビルは敵の砲撃によって破壊されたという。

モスクワはまた、ミサイル攻撃を強化し、国内全域を無差別に攻撃できることを示そうとしている。ロシア国防省(Russia’s Defense Ministry)は2022年03月14日月曜日に、キエフにあるアントノフ航空機工場の弾薬庫をピンポイント弾薬で破壊(pinpoint munitions to destroy an ammunition depot at the Antonov aircraft factory in Kyiv)したと発表した。

ウクライナ当局は、同工場への攻撃を確認し、消防士が同工場の火災を食い止めたと述べた。死者は報告されていない。

ウクライナ西部では、ロシアのロケット弾がリブネ市のテレビ塔(television tower in the city of Rivne)を破壊し、9人が死亡したと同州知事が発表した。ラジオとテレビのサービスは夕方までに回復したという。

戦闘が郊外から都市部へと進み、ロシアの重火器がウクライナの抵抗を破壊するために建物に向けられると、民間人の犠牲者は急増する可能性があると当局者は警告している。

キエフの病院では、侵攻初期に最も多かった銃創は、主にロシアの大砲と多連装ロケット砲による榴弾に取って代わられたと医療スタッフが語っている。

ジェイク・サリバンと中国の外交トップである楊潔篪(ヤン・ジエチ/Yang Jiechi, China’s top foreign-affairs official)のローマでの会談は、米国当局が2022年03月13日日曜日に、ロシアがウクライナ国内の戦争で中国に経済・軍事支援を打診したと発表した後に行われた。

中国外務省の趙麗健報道官は2022年03月14日月曜日に、ロシアの要請に関する報道を偽情報であり、悪意があると否定した。

趙報道官は、「現在の最優先事項は、すべての当事者が緊張を煽るのではなく、状況を緩和し、冷静にするために自制することだ。」と述べた。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官(Kremlin spokesman Dmitry Peskov)は、ロシアは中国にウクライナでの支援を要請していないと述べ、ロシアが戦争と呼ぶ特別軍事作戦(special military operation)は、「計画通りに進んでおり、予定通り、完全に完了する。」と付け加えた。

サリバン氏とヤン氏の会談では、戦争に関連する広範な議論が行われたが、政権当局はいかなる成果についても言及することを避けた。

米政府高官は、「この瞬間には多くの重力があり、会話はその強度を反映していたと思う」と述べた。

両陣営が戦う気があろ、停戦または、休戦は、まだまだ先になる。

キエフにあるアントノフ航空機工場(Antonov aircraft factory in Kyiv)の緯度、経度。

50°35'28.5"N 30°12'45.2"E

または、

50.591256, 30.212547


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