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ヨーロッパの求職者、イギリス離れが拡大。それをアジア・アフリカ出身者が穴埋め。

ブルームバーグは2024年06月27日に、求人検索サービス大手インディード(Indeed)の統計を元に、ブルームバーグが2024年06月26日に、EU(European Union/欧州連合)域内の求職者の間で、イギリス離れが進んでいる。

ブレグジット(Brexit)を機に、イギリスでの仕事を求めるEU域内出身者が減る一方で、アジアやアフリカからの求職者が増えていると伝えている。

イギリスは2016年06月の国民投票でEU離脱を決めた。
この統計によると、2016年にイギリスでの求人を検索した人のうち、最も多かったのは米国の在住者で、これにアイルランド、フランス、スペインが続いた。上位10カ国のうち、首位の米国と5位のインドを除く8カ国は、すべてEU加盟国だった。

一方、2024年はインドが首位に立ち、これに米国、パキスタン、オーストラリアが続いている。ナイジェリアやUAE(アラブ首長国連邦)、南アフリカもトップテンに顔を並べ、上位10カ国のうちEU加盟国は5位のスペインと、8位のフランス、10位のドイツの3カ国に減っている。

インディード調査部門のジャック・ケネディ(Jack Kennedy - Senior Economist - Indeed.com)は、「いまイギリスに働きに来る人の大半は、イギリス連邦(commonwealth/コモンウェルス)諸国の出身者で、特に医療部門ではアフリカ出身者が多い」と話す。

この背景には、ブレグジットに伴いEU域内との移動の自由がなくなったことに加え、イギリスが就労ビザ(査証)発給要件を厳格化していることがある。イギリス企業がEU加盟国から安価な労働力を確保するのが難しくなった一方で、加盟国以外の国の出身者に対してはいくらか門戸を広げる結果となった。イギリス政府統計局(ONS)によると、移民流入数はEU離脱後むしろ大幅に増加しており、EU出身者が減った分、アジアやアフリカからの移民が増えていることが伺える。

とくに、香港から自由を求めて逃げ出したジャーナリストも多い。

昔は多くのイギリス人やスコットランド人が、ドイツの自動車産業に来ていたが、売れないEVで急減している

https://www.hiringlab.org/uk/blog/post_mwm_author/jackkennedy/
https://x.com/jackkennedy82
https://x.com/PawelAdrjan/status/1780238116097290324/photo/1

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