見出し画像

イギリスにある世界遺産のローマ遺跡で、侮辱の意味を込めた古代の男根の落書きを発見。

DesignTAXIは2022年06月10日に、英雄、乙女、獣といった典型的な祖先の姿を思い出すのは簡単だが、人間の経験では、人はいつもそんなにお堅いものではないことを教えてくれる。

実際、先史時代からD**kの絵は存在していた。歴史の教科書に登場するエカテリーナ大王(Catherine the Great)を覚えているだろうか。彼女は非常にスマートな装飾が施された家具を好んだと言われている。

https://time-az.com/main/detail/77109

研究者が過去の人物を人間らしくする逸品を発見するのは、いつも楽しいことである。例えば、先月、ユネスコの世界遺産であるハドリアヌスの長城(Hadrian’s Wall UNESCO World Heritage)で発見された石に彫られた男根のアートワークがある。

ボランティアの考古学者がヴィンドランダ(Vindolanda/「白い野原」の意)で瓦礫の撤去作業をしていたところ、この粗悪品を発見したのだそうである。ヴィンドランダは、ローマ皇帝ハドリアヌスがブリタニアを占領した際に使用されたローマ軍の補助砦(Roman auxiliary fort used during the Roman emperor Hadrian’s occupation of Britannia)である。その遺跡は今でもイングランド北部の73マイルに散らばっていて、現代の見物人に3世紀の生活のスナップショットを見せてくれる。

当時の人物は、セカンディヌス(Secundinus)という人物を非常に嫌っていたようで、その人物の名前の横に巨大なペニスを刻み込んだようである。

「裏から見ると、他の石と同じように、ごく普通の石に見えたのだが、ひっくり返してみると、はっきりした文字がいくつか見えたので驚きました」と、この石板を発見した南ウェールズの退職した生化学者のディラン・ハーバート(Dylan Herbert, the retired biochemist from South Wales who discovered the slab)は言う。「泥を落としてみて初めて、発見されたものの全貌が分かり、本当に嬉しかったです。」と語る。

しかし、この男根は違う。男根の横に「SECVNDINVS CACOR」と刻まれており、これはおおよそ「SECUNDINUS THE SHXXTER(セカンディヌス・ザ・セックス大好き)」という意味である。

ヴィンドランダ・トラストの発掘責任者兼CEOであるアンドリュー・バーリー博士(Dr Andrew Birley, Director of Excavations and CEO of the Vindolanda Trust)は 、「この石に書かれたメッセージを解読したとき、この石は本当に眉唾物でした。この石の作者は明らかにセカンディヌスと大きな問題があり、石の上で公に自分の考えを発表するほどの自信があったのです。」と言う。

「1700年以上前にこの遺跡を彷徨っていたセカンディヌスは、これを見たら面白くなかったに違いない。」とバーリー博士は付け加えた。

ヴィンドランダの他の発掘調査でも、考古学者たちは、2000年後の観察者に人間の感動を伝える甘い残骸を発見している。ある女性の手書きの誕生日招待状は、この特別な日に「最愛の妹」が来てくれることを期待する気持ちを表していた。

イギリス人は、昔から、こんな悪戯が好きなようである。
あれを観光の目玉にすることは、イギリス人らしい。

日本でも、浅草のもっとも大切な所に、世界最大の歌麿の春画でも描いたらどうだろう。

世界中に、日本の春画ファンはいる。

2020-07-08---あのペニスがボッキした彫刻画は、紀元前ではなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?