元スペースX社のエンジニアがポータブルエネルギー用の軽量原子炉を設計。

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核の天才少年テーラー・ウィルソン(Taylor Wilson)が、ミサイル削減で、廃棄されるミサイルに搭載された廃棄物の核を利用して開発した軽量原子炉に誰が手をつけるかと思っていたが、やっぱり手を出した。

DesignTAXIは2021年10月18日に、スペースX(SpaceX)社の元エンジニアで構成されるチームが、新会社「ラディアント(Radiant)」のもとで開発したポータブル原子炉を公開したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75424

ラディアント社の創業者兼CEOであるダグ・バーナウアー(Doug Bernauer)は、「スペースX社が火星に居住地を建設するためのエネルギー源の調査を始めたときに、同様の技術の研究から生まれたものです。」と説明している。しかし、それが火星に到達する前に、まず地球に持ってきてはどうだろうか?と言うことで開発されたようだ。

私も最初に知ったとき、一台欲しいと思った。
風力や

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このマイクロリアクター(microreactor)の設計では、従来の核燃料よりも高温に耐えることができ、溶融しない「先進的な粒子燃料」を使用している。さらに、通常の水の冷却剤の代わりにヘリウムの冷却剤を使用しているため、腐食が抑えられ、汚染のリスクも少なくなっている。

1MW以上の発電能力を持ち、これは1,000世帯分の電力を約8年間にわたって供給できるという。
これだけの出力にもかかわらず、輸送用コンテナに収めることができ、空路、海路、陸路で簡単に輸送することができる。

便利なだけでなく、遠隔地のコミュニティに、よりクリーンなエネルギーを、より手頃な価格で提供できる可能性がある。

これにより、従来の化石燃料への依存度を下げることができる。

また、Interesting Engineering社は、化石燃料を使った古い発電機に比べて、マイクロリアクターは新しい代替エネルギー源として実用的であると述べている。新製品に使用されているクリーンな燃料は、電力供給のために到着する燃料に頼るのではなく、最長で4年間使用することができる。

昨年、同社はマイクロリアクターの開発のために約US$120万を調達した。

今なら、3Dプリンタで小型軽量原子炉は作れるだろう。

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