イギリスの首相官邸職員、規制違反をネタに映像流出で批判集中。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年12月09日に、イギリスの首相官邸で2020年12月、新型コロナウイルス対策規制に反してクリスマス・パーティーが開催されたとされる問題を巡り、官邸スタッフがこれをジョークのネタにしていた映像が流出し、批判が集まっていると報告した。

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ボリス・ジョンソン首相はこれについて謝罪したが、パーティーは開かれていないと説明している。民放大手ITVが入手した映像を元に、BBC電子版なども2021年12月8日伝えた。

今回の映像が撮影されたのは、パーティーが開催されたとされる2020年12月18日から4日後の2020年12月22日で、首相官邸の報道官だったアレグラ・ストラットン(Allegra Stratton, former spokeswoman for the Prime Minister's Office)が記者会見のリハーサルを行う中、記者席に座っていた同僚が、質疑応答をまねて「首相官邸でクリスマスパーティーが開かれたとTwitterで見たのですが」と質問した。

アレグラ・ストラットンは返答に詰まったが、同僚とのジョークを交えたやり取りの末、「架空のパーティーは仕事の会議で、ソーシャル・ディスタンスは保たれていなかった。」と笑いながら答えた。

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架空のパーティーだったら、「ソーシャル・ディスタンス(social distance/社会的距離)」も何も関係ないだろう。

このパーティーにジョンソン首相は参加しなかったとみられているが、40~50人が集まり、飲食物やゲームが提供されたとされると、架空のパーティーではなかったと伝えているようだ。

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当時のロンドンの警戒レベルは、最も規制が厳しい「非常に高い(ティア3)」で、異世帯間の屋内交流は禁止され、会議であっても参加人数には30人の上限が設けられていた。

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架空ではなかったと、証明されているのだろうか??

同首相は、流出映像について謝罪したが、パーティーは開催されておらず、規制の違反もなかったとあらためて強調している。なお、渦中のストラットンはこの日、ロンドンの自宅前で涙ながらに声明を読み上げ、報道官の職を辞したことを明らかにした。

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もともと架空のパーティーだったというのが、嘘か??

イギリスのジョークは、時々わからなくなる。ジョークから、ジョークが生まれ、嘘が本当になるという馬鹿げた事件のようだ。

ボリス・ジョンソン首相は2020年12月24日まで、最後のBrexitの会議で、ロンドンではなくEUだった。

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