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イギリスの石油大手シェル、利益倍増 価格高騰受け第3四半期も好調。
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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年10月28日に、イギリスの石油大手シェルは2022年10月27日に、第3四半期(07~09月)の在庫評価変動の影響と特別損益を除いた純利益がUS$94億5,400万となり、前年同期比2.3倍に拡大したと発表した。
過去最高益を記録した前期からは減速したものの、ロシアのウクライナ侵攻を背景とした石油・ガス価格の高騰が引き続き追い風となった。
在庫評価変動の影響と特別損益を除いた純利益を事業別に見ると、ガス部門は26.2%増のUS$23億1,900万。
探査・採掘の上流部門は3.4倍に拡大し、化学製品部門は62.5%伸びた。
一方、EV(Electric Vehicle/電気自動車)充電サービスや潤滑油などを手がけるマーケティング部門は25.4%の減益だった。
再生可能エネルギーソリューション部門の利益はUS$3億8,300万となり、前年同期のUS$1億7,100万の赤字から黒字を回復した。
コーポレート部門の純損失はUS$5億7,100万と、1年前のUS$7億3,200万から赤字が縮小している。
純利益はUS$67億4,300万となり、前年同期比のUS$4億4,700万の赤字から黒字に転じた。
上流部門の石油・ガスの生産量は日量178万9,000石油換算バレルと11.9%減少し、ガス部門と合わせると9.8%減の276万6,000バレルだった。
第4四半期については、上流部門の生産量が日量175万~195万石油換算バレル、ガス部門は同91万~96万石油換算バレルになると見込んでいる。
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