ファイザーのコロナ薬「Paxlovid」、中国では成人に限定。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年03月25日に、中国国家衛生健康委員会(中华人民共和国国家卫生健康委员会)は2022年03月23日に、米国のファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルス治療薬「パキロビッド(Paxlovid)」について、中国での対象年齢を18歳以上の成人に限定したと報告した。

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ファイザーは「パキロビッド」の対象年齢を「大人と体重40キロを超える12歳以上の子ども」としている。国家衛生健康委員会も当初はファイザーの発表にのっとった服用を奨励していたが、方針を急きょ変更した。

inance.sina.com.cnは、第一財経日報(電子版)からの情報として、中国の医療関係者は「18歳未満のパキロビッド服用に関するデータが不十分だと判断したのだろう」と説明した。

対象となる病状は引き続き、「発症から５日以内の軽症または中等症で、かつ重症化のリスクを伴っている状態」と定めた。

中国政府は2022年02月11日に「パキロビッド」の輸入を許可。輸入した第一弾は既に、感染が深刻な吉林省に送られたという。

2022年03月17日には中国の医薬品メーカー5社が国際機関から「パキロビッド」の後発医薬品(ジェネリック)の製造許可を受けていた。