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世界のホテル業界は嵐!NYマンハッタンのManhattan Holiday Inn、売却。

米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2022年07月01日に、COVIDで巨額の赤字によりニューヨークのチェルシーの125 W. 26th St.にあるマンハッタン・ホリデー・イン(Manhattan Holiday Inn)が、急な値引きにもかかわらず、収益が上がらず、売り出されたと報告した。

コロナウイルスの大流行は収まったが、接客業はまだあまりうまくいっていない。

https://time-az.com/main/detail/77206

ウォーターマーク・ロッジング・トラスト(Watermark Lodging Trust)は2013年にこのホテルを約US$1億1100万で購入したが、今回はトゥー・キングス・マネジメント(Two Kings Management)はウォーターマーク・ロッジング・トラストにUS$約8030万を支払ったと伝えている。

そういえば、HISの澤田がホテル・チェーンを買収すると騒いだが、株主が売却を拒否し、買収に失敗した。しかし、もし買収に成功していたら、今頃、首が回らなかった。

HISは旅行業とホテル業の両ビンタを食らう危険があった。

今なら、元々客入りが少なかったので、半値以下で買える事だろう。

ウォーターマークが、9年前にこのホテルを購入したときよりもUS$3100万も安くなっただけでなく、シカゴに拠点を置く不動産投資信託は、このフルサービスホテルにさらにUS$800万の改装と資本改良を加えていた。一時期、226室のこのホテルの価値はUS$1億2100万の範囲内にあったが、パンデミックによってその評価額はかなり下がった。トレップ社の2022年04月の分析によると、このホテルの価値はCOVID-19以前より30%も低くなっている。

クレインズ(Crain’s)紙によれば、ウォーターマーク社は少なくとも1月以来、このホテルの再販を試みているが、US$7200万のローンもその助けにはなっていないという。

ニューヨーク市ホテル協会会長兼CEOのビジェイ・ダンダパニ(Hotel Association of New York City President and CEO Vijay Dandapani)は、「ホテルとその従業員にとって残念なことに、この業界がすぐにでも立ち直れるというのは極めて誤解を招きやすい。」と述べ、融資を受けて低迷している業界の将来像について同誌に言及した。
「ニューヨークのホテル業界が完全に回復する唯一の方法は、税負担が軽減され、負債を減らすことができるようになることだ。」

実際、マンハッタンのホテルのバーゲン・ディールは、ここ最近、難しいことではなく、ホリデー・インの値下げは、ミッドタウンのダブルツリー(Midtown DoubleTree’s)の約US$1億8600万の損失での売却、レキシントン・ホテル(Lexington Hotel’s)の約US$1億6000万の損失での売却など、最近の数件の例に過ぎないと伝えている。

HISの澤田がホテル・チェーンを買収するするのは、今である。

中途半端な買収ではない。

今や、ニューヨークのホテルは値引き合戦「bargain deals on Manhattan hotels」になっている。

2022-01-27---詐欺会社HISにつづいて、雇用調整助成金不正受給の自主返還増加。
2021-12-24---GoToトラベルと聞いたとき、HISの澤田の名前がよぎった!

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