見出し画像

イギリスのアストンマーティン、£2.2億調達。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年08月03日に、イギリスの高級車メーカー、アストンマーティン(Aston Martin)は2023年08月01日に、株主割当増資などにより£2億1,605万を調達したと発表した。
この資金により高金利の負債を返済するほか、電動化に向けた設備投資を進める。

株主割当増資は総額£2億1,050万ポンドだったが、他に個人投資家と社内の取締役から合わせて£555万を確保した。売り出した株式は増資前の総株式数の約7.9%に相当する。

増資では筆頭株主である同社会長のローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)の投資会社ユー・ツリー(Yew Tree)と主要株主3社が、合わせて£1億1,560万を引き受けた。

主要株主3社は、中国の自動車大手、浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)、サウジアラビアの政府系基金PIF(Public Investment Funds/パブリック・インベストメント・ファンド)、ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツ・グループ(Mercedes-Benz Group/旧ダイムラー/Daimler)。

この波に乗り遅れたら、もう次はない。

歴史的に有名な何社かの自動車メーカーが消えることになる。

アストンマーティンは、今回の資金調達により2024年からフリーキャッシュフローをプラスにできるとの見通しを示している。同社は2020年にUS$1億を借り入れたが、15%のクーポンや繰延利息などの条件があり、金利負担が収益を圧迫していた。今年上半期(1~6月)の税引き前赤字は£1億4,200万だったが、このうち利払いは£5,600万に上る。また、6月末時点の純負債£8億4,600万のうち、高金利の負債は£1億8,600万だった。

まさにポケットに穴が開いた状態であった。
つまり稼いでも巨額が、ポケットの穴からこぼれ落ちていく悪循環に悩まされていた。

日本にもいましたね!ポケットに穴が開いた状態であった人が---おかげで、りそな銀行が生き残った。

私が何回言っても聞かなかった。

https://businessplus.ie/motoring/lawrence-stroll-aston-martin/
https://www.telegraph.co.uk/business/2023/05/30/lawrence-stroll-sells-aston-martin-stake-chinese-investment/
https://cardealermagazine.co.uk/publish/lawrence-stroll-sells-117m-of-his-aston-martin-stake-following-geely-investment/284873
https://cnevpost.com/2023/05/18/geely-holding-becomes-3rd-largest-shareholder-of-aston-martin/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?