鴻海、アルファロメオ以降、どんどんカーメーカーを攻めている。

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アジア経済ニュースNNA ASIAは2021年12月08日に、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業(Foxconn Technology Group)は2021年12月07日に、欧米自動車大手ステランティス(Stellantis)と、半導体設計分野での提携に関する法的拘束力のない覚書を締結したと発表した。鴻海は、ステランティスやその他顧客に向けに、半導体不足で話題になった車載用半導体を設計することを目指す。

https://time-az.com/main/detail/75801

ステランティスの最高経営責任者(CEO)カルロス・タバレス(Carlos Tavares)によると、両社は提携を通じ、車載用チップ4シリーズを開発する計画。将来的には鴻海のEVエコシステムでも使用する予定だという。

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鴻海の劉揚偉董事長は「半導体とソフトウエアは今後のEVの発展にとって重要な要素。ステランティスとの協業で将来の潜在的な需要に対応し、長期的なサプライチェーン(調達・供給網)不足問題を解決したい」と述べた。

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今、台湾の社会問題かしている最大の問題を鴻海が解決する。

鴻海グループとステランティスが提携を発表するのは2回目で、鴻海傘下でスマートフォン製造大手の富智康集団(FIHモバイル)とステランティスは2021年05月に、IoT(Internet of Things/モノのインターネット)の自動車版でコネクテッドビークルとインテリジェントサービスを統合した「IoV(Internet of Vehicles/インターネット・オブ・ビークル)」事業を手掛ける合弁会社「モバイルドライブ」の設立に向けた覚書を締結し、は2021年08月には合弁会社設立に関する協議書を取り交わしたと明らかにしていた

中国のHuawei(Huawei Technologies Co. Ltd./华为技术/ファーウェイ/華為技術)も手を出したが、チップが入手できなかった。

鴻海の哲学「足らないなら作ってしまえ」思想は、健全である。

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