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イギリス、経済再建図る目的でベンチャー支援を2035年まで継続。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年09月06日に、イギリス政府は2024年09月04日に、国内ベンチャー企業への投資支援スキーム2件を、10年間延長すると発表した。さまざまな分野の新興企業や起業家を支援し、経済再建を図る狙い。両スキームが導入されて以来、約30年間で£410億超の資金が投入されている。

延長された2件のスキームは、「EIS(Enterprise Investment Scheme/エンタープライズ・インベストメント・スキーム)」と「VCT(Venture Capital Trust/ベンチャーキャピタル・トラスト)」。どちらもスタートアップ企業に対する投資促進を目的にした税制優遇制度で、今回新たに2035年04月05日までの延長が決まった。

EISは1994年、VCTは翌95年に導入された。両制度とも、投資額の最大30%が所得税から控除される仕組みで、投資利益に対するキャピタルゲイン税が免除される。

EISの投資上限は£100万。知識集約型企業への投資はさらに£100万ドの追加が可能で、従業員数が250人以下などの条件がある。VCTでは非課税の対象となる投資額の上限が年間£20万で、配当税が控除されるなどの特徴がある。

財務省は、両制度は導入以来、大きな成功を収めていると強調した。

機関投資家の業界団体BVCA(British Private Equity & Venture Capital Association/英国プライベート・エクイティ&ベンチャーキャピタル協会)も、政府の決定を歓迎している。

https://europe.nna.jp/news/show/2702450
https://www.gov.uk/government/news/boost-for-uk-growth-as-start-up-investment-schemes-extended
https://www.reuters.com/world/uk/uk-extends-two-start-up-investment-schemes-by-10-years-2024-09-04/

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