アメリカの風景画家フレデリック・エドウィン・チャーチが生まれた。

ArtDailyは2022年05月04日に、アメリカの風景画家フレデリック・エドウィン・チャーチ(Frederic Edwin Church/1826 - 1900)がコネチカット州ハートフォード(Hartford, Connecticut)で1826年05月04日に、銀細工職人で宝石職人としてビジネスで成功し、いくつかの金融会社の取締役を務めていた実業家であったヨーゼフ・チャーチJoseph Church(1793–1876)と母親エリザ・チャーチ(Eliza Church/婚前はエリザ・ジャネス/Eliza Janes /1796–1883)の子として生まれたと報告した。

また、イギリスのピューリタンの先駆者であるリチャード・チャーチ(Richard Church)の直系の子孫であった。
フレデリック・エドウィン・チャーチには、2人の姉妹がいて、兄弟は2人いたが1日で死去した。

エドワード・チャーチ(Edward Church/1820 - 1820/1日で死去)
エドウィン・チャーチ(Edwin Church/1822 - 1822/1日で死去)
エリザベス・マリー・チャーチ(Elizabeth Mary Church/1824 - 1886)
シャロッテ・エリザ・チャーチ(Charlotte Eliza Church/1832 - 1867)

Fast Facts: Frederic Edwin Church
Known For: American landscape painter
Movement: Hudson River School
Born: May 4, 1826 in Hartford, Connecticut
Parents: Eliza and Joseph Church
Died: April 7, 1900 in New York City, New York
Spouse: Isabel Carnes
Selected Works: "Cotopaxi" (1855), "Heart of the Andes" (1859), "Rainy Season in the Tropics" (1866)
Notable Quote: "Imagine this fairy-like temple blazing like sunlight among those savage black rocks."

https://time-az.com/main/detail/64219

家族の知り合いで、ハートフォードに公共美術館ワズワース・アテネウム美術館(Wadsworth Atheneum)を作ったダニエル・ワズワース(Daniel Wadsworth)の紹介で、1844年に18歳でニューヨークで活動するトマス・コール(Thomas Cole/1801 – 1848)の弟子となった。

コールの元で2年間学び、ニューイングランド(New England)の各地の風景画を描いた。

コールは、彼について、「世界を描くための最高の目を持っていた(the finest eye for drawing in the world)」と書いている。

彼は、コールのところにいた間に、スケッチを作成するためにニューイングランドとニューヨーク(New York)を旅行し、イーストハンプトン(East Hampton)、ロングアイランド(Long Island)、キャッツキルマウンテンハウス(Catskill Mountain House)、バークシャー(Berkshire)、ニューヘブン(Newhaven)、 バーモント(Vermont)を訪れた。

彼が最初に記録した絵画の販売は、1846年にワズワース・アテネウム美術館(Hartford's Wadsworth Athenaeum)が、フッカーの旅を描いた牧歌的なチャーチの作品をUS$130で買い上げた。

1848年にナショナル・アカデミー・オブ・デザイン(National Academy of Design)の最年少準会員となり、1849年には、正会員に選ばれた。

彼は、アメリカのハドソン川学校の風景画家(Hudson River School of American landscape painters)の中心人物として、最もよく知られ、しばしば山、滝、日没の描写が有名であるが、時々、彼が旅行の間に北極と中南米で見たドラマチックな自然現象も描いている。

とくにオーロラや氷河などの絵が知られている。

彼は生涯の最後の数十年で名声は衰え、1900年04月07日に、ほとんど関心が誰にも向けられず、ニューヨークで死去した。

彼が再度、注目されたのは、シカゴ美術館のハドソンリバースクールに捧げられた1945年の展覧会で、その年にメトロポリタン美術館紀要(Metropolitan Museum of Art Bulletin)はアンデスのハート(The Heart of the Andes)の最初のレセプションを再開した。

1960年には、美術史家のデイビッドC.ハンティントン(David C. Huntington)が、彼の影響力と環境を調査した論文を完成させた。

中には、ドイツの科学者アレキサンダー・フォン・フンボルトからフレデリック・エドウィン・チャーチまでの流れを比較する「From Alexander von Humboldt to Frederic Edwin Church」を公開しているWebページもあるが、科学者と風景画家をどう関係付けるのか、理解に苦しむ。

また、これだけ多くのWebページがあって、地図をindexにした絵の紹介がないのも不思議である

今回公開された絵は、フレデリック・エドウィン・チャーチが1871-2年に描いた「オラナの冬のたそがれ(Winter Twilight from Olana)」で、紙に油彩で描かれ、サイズは25.6x33cmある。

© New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation / Olana State Historic Site, Hudson, NY (OL.1976.4).

コネチカット州ハートフォード(Hartford, Hartford County, Connecticut)の緯度、経度。
41°45'56.9"N 72°40'24.1"W
または、
41.765806, -72.673372