水中ドローン発明の道を開くために作られた魚のロボット『Tunabot』

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DesignTAXIは2021年08月17日に、バージニア大学工学部(University of Virginia’s School of Engineering)の研究者は、ハーバード大学の生物学者(alongside biologists from Harvard University)と共同で、キハダマグロ(yellowfin tuna)の動きを模倣したロボット魚を作成したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75043

魚の泳ぎ方や速度の調整方法は、非常に単純なものではない。魚が尾の剛性を変化させることが関係していることはわかっているが、魚が動いている間にそれを測定することは困難である。

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『Tunabot』は魚のロボットとしては初めてではないが、本物の魚と同じように速度調整ができるように設計された尾を持っているという点では初めてになる。

研究チームは、流体力学とバイオメカニクスを組み合わせて、「Tunabot」が、尾の硬さを固定した従来のロボットに比べて、半分のエネルギーで、より幅広い速度で泳ぐことができることを発見した。

このヒレのない「魚」の体長は約10インチですが、生物の体長は7フィートにもなります。試験水槽の水流が速くなると、『Tunabot』の尾と体全体が生きたマグロの泳ぎ方と同じように動きく。脇にはレーザーが設置されており、流れるような優美な動きを計測している。

機械仕掛けの魚を開発する目的は何なのか?
楽しいことはさておき、大学側は、水中ロボットシステムは「様々な用途に役立つ」と書いており、防衛、海洋探査、インフラ点検などが挙げられている。

『Tunabot』は、機械・航空宇宙工学の教授でプロジェクトリーダーであるHilary Bart-Smith、研究員のJianzhong "Joe" Zhu、博士課程の学生Carl Whiteによって製作された。
チームの研究成果は先週、Science Robotics誌に掲載された。

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