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イキリス政府、「ルワンダは安全」とする移民移送法案を提出。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年12月08日に、イキリス政府は2023年12月06日に、不法入国者のルワンダ(Rwanda)への強制移送計画を進めるため、同国について「安全な国である」などと規定する新たな法案を発表した。しかし、ロバート・ジェンリック(Robert Jenrick)移民担当閣外相は法案の内容が不十分だとして同日に辞任を表明した。
2023年12月12日の採決を前に、与党・保守党内に亀裂が生じている。

同計画を巡っては、最高裁判所が「ルワンダは安全な第三国と見なせない」などとして違憲と判断した。スナク政権は2023年12月05日には、ルワンダとの間で条約を締結し、移送後、生命に危険が生じる国に再移送される可能性がないことを保証するなどして、懸念の払拭に努めている。

しかし、法案の発表後、ジェンリックはそれはうまくいかないはずだと辞任を表明した。法案の内容は不十分だと批判し、この内容では、法廷闘争が延々と続き、計画そのものが凍結されかねないと指摘した。政策実施を可能にするさらに強力な措置が必要だと訴えた。

BBC Newsは、スエラ・ブラヴァマン(Suella Braverman)元内相に近い情報筋は、この法案には「致命的な欠陥」があり、何カ月にもわたって法廷の泥沼闘争にはまることになるだろう。」と述べた。

しかし、仮に政府がブラヴァマンの要求に応じていれば、保守党の中道派からの反発を招いたと予想される。

100人以上の保守党議員で構成されるワン・ネイション・グループ(One Nation Group)は、ECHRの無効化は多数の保守党議員にとって「レッドライン(越えてはならない一線)」だと警鐘を鳴らしていたと報告している。

一方、イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)は「内容がこれ以上深入りすれば、計画を破綻させることになり、われわれは送り出す場所がなくなってしまうため、これが唯一の方法だ」と述べ、党が一枚岩となるよう理解を求めた。

BBCのベッキー・モートン(Becky Morton)記者によると、政権幹部らは身内の間で、与党議員たちがスナク首相に対して不信任投票を実施しても意外ではないとささやきあっているという。

さらに、ブラヴァマンは、スーナク首相に「裏切られた」と、公開書簡で痛烈批判したとも伝えている。

さらに、スーナクが主要政策で何度も失敗し、移民に関する公約を破ったと痛烈に批判している。

ブラヴァマンは内相時代、この計画は「自分の夢」だと話し、強く推進していた。

どうする板挟みの政権。

全ては、イギリスの植民地政策が、原因である。

2023年11月16日---スナク首相の公約、移民のルワンダ移送は違法とイギリスの最高裁判所は判決を下した。

https://www.bbc.com/japanese/67645345
https://www.bbc.com/news/uk-politics-67640833
https://www.bbc.com/japanese/67423398

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