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米国のテスラ、ベルリン工場で生産許可を条件付きで取得。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年03月08日に、ドイツ東部ブランデンブルク(Brandenburg)州の環境省は2022年03月04日に、米国のEV(Electric Vehicle/電気自動車)大手テスラ(Tesla)がベルリン近郊のグリューンハイデ(Gruenheide, Germany)で建設を進めるギガファクトリーについて、生産開始を条件付きで承認したと発表した。

ベルリンのテスラ工場は当初、2021年07月の生産開始を予定していたが、当局の審査が長引いたことから大きくずれ込んでいた。

https://time-az.com/main/detail/76395

ブランデンブルク州のディートマー・ウォイトケ(Dietmar Woidke)首相は「未来への大きな一歩となる」と歓迎した。ベルリンのテスラ工場は「ドイツおよび地域の主要な産業かつ技術の推進力になるだろう。」と述べた。

ただ、同省は承認に際し、テスラに同工場での水の使用や環境汚染対策に関する条件を取り付けており、生産開始にはこうした要件を満たすことを証明する必要がある。

ブランデンブルク州の環境相によると、テスラは今後2週間以内にこれらを証明する見通しという。

ロイター通信によると、ベルリンのテスラ工場で生産が始まれば、テスラは小型クロスオーバー車「モデルY」をヨーロッパ市場に迅速かつ手頃な価格での投入が可能になるという。テスラ社は可能な限り部品を現地調達する考えで、現在さまざまなサプライヤーと協議を行っている。

同工場では、フル稼働で年産50万台のEV製造を見込んでるという。

テスラは、欧州のEV市場で優位に立つVW(Volks Wagen/フォルクスワーゲン)との競合を狙う。ヨーロッパEV市場でのシェアはVWが25%を握る一方、テスラは13%で、ベルリン工場はテスラのヨーロッパ戦略において重要な役割を担うとされる。

テスラが建設するファクトリーのグリューンハイデ(Gruenheide, Germany)の緯度、経度。

52°25'35.4"N 13°49'21.2"E

または、

52.426511, 13.822564


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