見出し画像

中国のCOVIDロックダウンは工業生産に打撃を与えている。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のカタリーナ・ブッフホルツ(Katharina Buchholz)の報告として2022年05月02日に、中国では、コロナウイルスのパンデミックに対処するため、厳しい締め付けが続いており、中国の工業生産がこの措置の影響を受けている。2ヶ月連続で、財新製造業購買担当者指数と国家統計局による製造業購買担当者指数がともに50を下回り、工場活動の縮小を示した。

指数に見られるように、中国では当初、COVID-19の発生とそれに伴う操業停止により、工場活動が急ブレーキで停止した。

https://time-az.com/admin/edit/76783

しかし、武漢での中国の国家主席習近平(习近平/President Xi Jinping)による完全封鎖が成功し、その業績と指導力が讃えられ、当初はさらにコビッド・ゼロ戦略(zero Covid strategy)を成功させたため、工場生産は急速に回復し、2020年から2021年半ばまで拡大基調を続けた。

2021年後半から2022年にかけての世界貿易の混乱で、中国の製造業PMIは再び50ポイント台で推移するようになった。

しかし、習近平国家主席の実績を守るという号令のもと、継続され、2022年03月には48.1、49.5から、2022年04月は46.0、47.4にとどまり、世界貿易に波及する危険性が出てきたのである。

独裁体制の指導者を守るという行為が逆目に出ている。

この指数が50を上回れば、その部門が成長していることを示す。50を下回る場合は、縮小を意味する。政府発表のPMIは大企業のみを対象としているが、Caixinの指数は中小企業を対象としている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?