中国のロックダウンでマンゴーが売れない。

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2022年03月22日に、カンボジアから直輸とベトナム経由での中国へのマンゴー輸出は、近隣諸国との激しい価格競争と、コロナウイルス感染の再発を受けた東アジア諸国でのCOVID-19規制の再発という二重苦で、民間企業が打撃を受けていると報告された。

かなり、深刻である。

https://time-az.com/main/detail/76496

Tropicam Fruit and Vegetable Co LtdのCEOハン・ラク(Hun Lak)は2022年03月22日に、「プノンペン・ポスト」に対し、中国の最近の一連の締め付けにより、カンボジアやその他の国からのマンゴーが様々な港で立ち往生し、同時に価格の急落を引き起こしているため、生鮮マンゴー輸出は「問題あり」であると語った。

中国とベトナムの国境沿いの閉鎖により、カンボジア産マンゴーのベトナムへの出荷が減少し、中国市場の閉鎖と港の操業停止により、マンゴーの注文が減少しているとのことである。

「また、カンボジアの近隣諸国がマンゴーを収穫する時期であるため、価格競争が激しくなることも課題となっています。しかし、この問題は短期的にしか発生しないと考えています。」

「とにかく、マンゴーの加工を改善し、衛生管理、包装、ハエの卵を殺すための温水処理（HWT）設備を備えた工場を立ち上げ、高い基準を満たすために必要なことは何でもする必要があります」とハン・ラクは述べている。

ダイヤカットのシロップ漬けマンゴ

また、ドライマンゴーやマンゴーシロップの加工を行うための中長期的な仕組みづくりを訴えた。

タイでは、マンゴーシロップ漬けの缶詰が安く売っている。

日本でも1缶99円で売っている。

また、農業資材の価格高騰も生鮮マンゴーの輸出の課題であると指摘した。しかし、中国への生鮮マンゴーの輸出は、少量とはいえ、まだ可能性があると断言した。

また、このような苦境はカンボジアだけにとどまらず、ベトナムのビジネスにも重なる問題があることを強調した。

アンコール・グリーン(Angkor Green)社も同様で、同社輸出部のヴァン・リシー(Vann Rithy)専務は、10月に中国への輸出を断念し、タイとベトナムにのみ出荷していることを明言した。

その理由として、中国との国境が閉鎖されたことを挙げ、「輸送に多くの困難がある」として中国への直接輸送の可能性を否定した。

「中国への直接輸出には、コンテナの不足、予約の難しさなど、多くのハードルがあるのです。」

「輸出したマンゴーが少量で、販売まで持ちこたえたものが腐ってしまう。今年の初め、私たちの売り上げは去年より70%も落ちました」とリティーは言った。

一方、同省農業総局のニン・チェイ(Ngin Chhay)局長は2022年03月22日に、作物生産と輸出チェーンにおける課題と機会に関する民間企業との討論会に出席し、生鮮マンゴー輸出の現状に言及し、特に農業投入物に関する問題に焦点を当てた。

カンボジアは近隣諸国と収穫時期が重なり、新鮮なマンゴーの価格に悪影響を及ぼす可能性があることに着目し、ニン・チェイは農家や民間企業に対し、認知された基準を満たすオフシーズンのマンゴー生産拡大を提唱するよう呼びかけた。

「農業省は地元企業と提携し、マンゴーの収穫期の需要を満たすために、加工・洗浄施設に多くの資金を投入する投資家を呼び込むために必要なことを行っています」と、彼は述べた。

農業省は、カンボジアが昨年マンゴーとマンゴー製品を265,229.76トン輸出したことを報告した。生鮮マンゴーは242,483.76トン、91.42％を占め、2020年に比べて148.38％の増加を記録したと報告された。

昨年のカンボジア産生鮮マンゴーの買い手はベトナムが19万9077.38トンでトップ、次いでタイが3万8419.28トン、中国が4771トン、韓国が149.11トンであった。

そう言えば、タイでマンゴ専用にナイフを購入してきた。

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