デ・ブラシオ市長、ニューヨーク市の自転車・バス用レーンの大規模な拡張を発表。
米国の新聞「ニューヨーク・デイリー・ニュース(New York Daily News)」は2021年05月11日に、デ・ブラシオ市長(Mayor de Blasio)は、自転車利用者の安全性を高め、バス利用者の通勤時間を短縮するために、年末までに何十マイルものニューヨーク市の道路を再設計することを発表したと報告した。
デ・ブラシオ市長によると、市長が退任する年末までに、30マイルの自転車用保護レーンと5つの乗用車の通行が制限される道路「バスウェイ(busways)」を新たに設置する予定だと言う。
この作業が完了すれば、市の歴史上、1暦年の間にバスレーンと自転車レーンが最も早く拡張されたことになる。
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「私たち全員のための復興といえば、誰もが移動しなければならないということです。」記者会見でデ・ブラシオは、「私たち全員のための復興とは、全員が移動しなければならないということであり、安全でなければならないということです。」と言った。
「ニューヨーク市は、化石燃料への依存を断ち切るために全力を尽くしています」と述べた。
自転車レーンの拡大には、各区に新たな「自転車大通り(bike boulevard)」を設置することが含まれている。
ハンク・ガットマン交通局長官は、「より重要な指標は、何人の人々の生活を向上させるかということです。」と述べている。
「メインストリートの『バスウェイ』では、夕方のラッシュアワーに29%のスピードアップが実現しました。」
デ・ブラシオは、新しい目標を発表する前に、シティバイクに乗ってグレイシーマンション(Gracie Mansion)から市庁舎(City Hall)に向かった。
これは、車好きの市長にしては珍しいことで、パンデミック以前は、毎朝13マイルも運転手付きでパークスロープのYMCAに行って運動していたことで有名であった。
デ・ブラシオのオフィスによると、市長がグレイシーマンションから市役所まで自転車で通勤したのは、1970年にジョン・リンゼイ(John Lindsay)以来のことだという。
市長は、セカンド・アベニューの自転車用保護レーン(protected bike lane on Second Ave.)をほとんど利用した。
「クイーンズボロ橋([Queensboro] Bridgeの周辺は整備が必要ですが、素晴らしいですね。」とデ・ブラシオ。
「保護された自転車レーンがあるのは素晴らしいことです。」
「本当に美しいのは、このようにして街を体験することだ。」「この場所がなぜこんなにも素晴らしいのか、別の感覚を与えてくれます。」と彼は言った。
これまでクオモ知事の影で、目立たなかったが、セックススキャンダルで、クオモ知事の人気が後退し、一気にデ・ブラシオ市長が、表舞台に立っている。
これまでは、次期市長選で落選確実と言われてきたが、デ・ブラシオ市長が、どう判断し、市民がどう見るか分からなくなっている。
東京都庁の小池百合子知事の周辺では、知事が何を言い出すか分からなくなっている。
突然オリンピック中止と言い出すのではないかと話題になっている。