NY市犯罪件数が増加。
米国の「mashupNY」は2021年06月05日に、NYPD(New York City Police Department/ニューヨーク市警察)が2021年06月03日に発表した「NYPD Announces Citywide Crime Statistics for May 2021」によると、2021年05月の発砲事件や公共交通機関での犯罪が、2020年に比べ大幅に増加したことが分かったと報告した。
発砲は173件で、2020年05月の100件から73%増。暴行事件は1,643件から1,979件で20%増。地下鉄での犯罪は87件から168件に増えた。
殺人は37件で2020年と同数だった。全体の犯罪件数は22%増加した。
https://time-az.com/main/detail/74555
犯罪件数:22%増
発砲事件:73%増
公共交通機関の犯罪:93%増
強盗:46.7%増
窃盗罪:35.6%増
観光客の多いタイムズスクエア(Times Square)で2021年05月08日に、口論が発砲事件に発展し、流れ弾でその場に居合わせた3人が負傷した。
メモリアルデー(Memorial Day)の2021年05月31日には、6時間で12人が銃弾で負傷。15歳の少年が死亡した。
デ・ブラシオ市長(Mayor de Blasio)は2021年04月に、銃暴力を撲滅するための取り組み「Safe Summer NYC」を発表した。コミュニティへの投資や警察官を増員するほか、法廷システムを改善する計画を明らかにしている。
ヘイトクライムでは、2021年01月から05月31日までに報告されたアジア人に対する犯罪が87件で、2020年同時期の20件から335%増加した。
LGBTQに対するヘイトクライムは23件で188%増。ユダヤ人に対するものは86件で37%増加した。
今週、チャイナタウン(Chinatown)で起きたアジア人女性殴打事件では、容疑者の男に17回以上の逮捕歴があることがわかった。
ニューヨーク市警察のダーモット・シェイ警察委員長(Police Commissioner Dermot Shea, New York City Police Department)は、容疑者の共通項として、逮捕と釈放を繰り返しており、中には精神疾患を抱える人が紛れ込んでいる可能性があると説明した。逮捕者を再び街に戻すのは「馬鹿げている」と述べるなど、2020年に改正された刑事司法制度を批判している。
しかし、私が最初にニューヨークへ行った時ほど荒れていないだろう。