フランス共和党、大統領選候補者5人がテレビ討論。

画像1

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年11月10日に、フランスの中道右派・共和党から2022年04月の大統領選挙への出馬を目指す候補者5人が2021年11月08日に、テレビ討論を行った。

画像2

移民政策や犯罪対策ではおおむね意見の一致が見られたほか、いずれもマクロン大統領の政策を独自の視点から強く批判した。

https://time-az.com/main/detail/75580

画像3

イギリスのEU(European Union/欧州連合)離脱BrexitでEU側の首席交渉官を務めたミシェル・バルニエ(Michel Barnier)は「マクロン政権の最大の失敗」は、安全保障問題との考えを示した。
一方、イルドフランス地域圏議会のバレリー・ペクレス議長(Valéry Pécresse, President of the Ile-de-France Regional Assembly)は、新型コロナウイルス危機管理での国費の無駄使いを批判した。

一般党員の間で有望視される元閣僚で北部オードフランス地域圏議会のグザビエ・ベルトラン議長(Xavier Bertrand, President of the Parliament of the Northern Eau-de-France region)は、極右の論客エリック・ゼムール(Far-right debater Eric Zemmour)が台頭した責任はマクロン大統領にあると訴えた。テレビ討論にはこのほか、国民議会議員のエリック・チョッティ(Eric Choti, Member of the National Assembly)と元欧州議会議員のフィリップ・ジュバン(Philippe Jourdain, former Member of the European Parliament)も参加し、3時間以上にわたり議論が交わされた。

画像5

共和党は10万人超の党員による投票を経て、12月4日の党大会で同党の大統領候補を選出する。

調査機関Ifopとコンサルティング会社フィデュシアル(Fiducial)の最新調査によると、大統領選の第1回投票ではエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が得票率25%で首位に立ち、ゼムールが立候補すれば得票率は17%と、極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(16%)を上回る見通し、単独過半数での勝者がいなければ決選投票が行われるが、共和党の候補者がこれに進出する見込みは薄いとみられている。

画像4

2021-11-05---フランス国民議会、ヘルスパスの2022年07月までの適用可決。
2021-11-01---フランス、イギリスが漁業権付与を拒否に伴う制裁措置の導入を延期。
2021-10-15---パリ - 歴史あるブランド百貨店「ラ・サマリテーヌ」の再生。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?