まだ、何もわかっていないのに、WHOが世界中をかき回した。

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香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2021年11月27日に、まだ、何もわかっていないのに、感謝祭で市場が閉鎖されていたときに、WHO(World Health Organization/世界保健機関)のオミクロン・コロナウイルスの変異体(Omicron coronavirus variant)の発表が、不安を煽り、封じ込めに世界が奔走したと報告した。

専門家は、スパイクタンパク質の変異が多いことは前例がなく、問題であると指摘し、さらに煽って回復に向かっていた市場は、大暴落を起こした。

ワクチンメーカーは、新型ウイルスに対する有効性を判断するためにジャブの再評価を実施し、株価が上がった。

とくに、オミクロが、遠く離れた香港でも確認されたと言う報告は、世界中を不安に陥れた。

https://time-az.com/main/detail/75700

多数の変異を持つコロナウイルスの出現は、中国に新たな課題をもたらす可能性もあるが、この株についてはあまりにも分かっていないないと、中国の呼吸器疾患の専門家の1人が語った。

中国のメディアは、土曜日に中南山(Zhong Nanshan)のオミクロン変異体に関する評価を報じた。
これは、世界各国がアフリカ南部で最初に発見され、金曜日にWHOが「懸念される」変異体と認定したオミクロン変異体の封じ込めに躍起になっているためであった。

WHOは2021年11月26日金曜日に「懸念される」と発表しました。
WHOは各国に対し、「急いで」渡航制限を強化しないよう注意を促しました。

タイミングと言い、その内容と言い。
なんとなく、怪しい。

まだ何もわかっていない。
研究室も動き出したところであり、驚いていることだろう。

すでに年内に対応できると報告しているのに、株価は、休暇明けの2021年11月26日にダウ工業株30種平均の下げ幅が一時、US$1000を超えて、終値は前営業日比US$905.04安のUS$3万4899.34と、約1カ月半ぶりにUS$3万5000の大台を下回った。世界的な感染再拡大の懸念から、アジアや欧州市場でも軒並み株価が下落し、世界同時株安の様相となった都毎日新聞が報告した。

また、航空機などの燃料需要が落ち込むとの見方も広がり、原油価格も急落し、2021年11月26日のニューヨーク原油先物相場では、基準となるNYMEX(New York Mercantile Exchange/ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で取引されている米国産標準油種のWTI(West Texas Intermediate)が約2カ月半ぶりに1バレル=US$70を割り込んだ。

投資家は株式や原油先物などリスクの高い資産から、安定性の高い投資先に資金を移し始めた。

2021年11月26日のニューヨーク外国為替市場では、比較的安全とされる円に買いが殺到し、午後5時時点では、円安であった祝日前の2021年11月24日と比べ1円92銭円高・ドル安のUS$1=113円44~54銭で取引された。

また、WTO(World Trade Organization/世界貿易機関)は、スイス政府がオミクロン株が確認された地域からの入国規制措置を導入したため、2021年11月27日にスイス西部ジュネーブで30日に開幕する予定だった閣僚会議を無期限延期すると発表した。閣僚会議は4年ぶりで、日本からは萩生田光一経済産業相と林芳正外相が出席予定だった。

2021-11-26---WHOがCOVIDの新種を「Omicron(オミクロン/B.1.1.529)」と命名。
2021-11-26---ニュース速報:米国、南アフリカなど7カ国からの渡航を制限。
2021-11-26---ダウは1年以上ぶりに最悪の下げ幅を記録。Omicron variantの懸念が世界市場を覆う。

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