米国のユナイテッド航空、ブーム・スーパーソニックと15機の購入契約。

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日本経済新聞 電子版は2021年06月04日に、米国のユナイテッド航空は2021年06月03日に、超音速機を開発する米国の航空機ベンチャー「ブーム・スーパーソニック((Boom Supersonic)」と15機の超音速機をする購入契約を結んだと発表した。

https://time-az.com/main/detail/74530

ただし、JAL(Japan Airlines/日本航空)は2017年にUS$1000万(発表当時11億円)を出資して提携し、20機の機体の優先発注権を得ている。

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JAL以外でも、米空軍、ロールス・ロイスも提携している。

パイロットは、もちろん特別な訓練を要する。

ユナイテッド航空は、安全基準を満たした上でまず15機を購入し、さらに35機の追加購入を見込んでいる。

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ユナイテッド航空は、2029年の商用化を見込む。東京と米西海岸サンフランシスコ市を6時間で結ぶほか、SAF(sustainable aviation fuel/持続可能な燃料)のみで運航され、50年までの脱炭素化の目標にも貢献すると述べている。

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つまり、従来の航空燃料ではなく、新規の燃料から開発される。

「ブーム・スーパーソニック」が開発する超音速機は速度がマッハ1.7(音速の1.7倍)で、現状の航空機の2倍の速さになるという。

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超音速機として知られる「コンコルド」は、1970年代に就航し、最高速度マッハ2を実現したが、私はパリのドゴール空港で「コンコルド」に遭遇したが、燃費の悪さや騒音問題など、さらに航空事故を起こし、2003年に引退した。

また、ロシアは、「コンコルド」より先にの超音速旅客機ツポレフ Tu-144の飛行に成功したが、約3年半後に墜落し、開発が中止されている。

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