AST SpaceMobile、2024年09月に衛星打ち上げを計画。
携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAが、最新情報を配信している「Mobile World Live」で2024年07月25日に、AST SpaceMobileは、最初の5基の衛星の建造を完了し、2024年08月第1週に衛星を出荷し、翌月に7日間の打ち上げ期間を設ける予定であると報告した。
会長兼CEOのアベル・アヴェラン(Abel Avellan)は、5基のBluebird衛星は、軌道上の BlueWalker 3衛星のテストの成功に基づいていると述べました。
米国では、現在の標準スマートフォンと互換性のあるVerizonとAT&Tの850MHzスペクトルを使用して、デバイスに直接接続するサービスを提供します。
アベル・アヴェランは、Bluebird衛星は、低帯域スペクトルの5,600セルを超える米国全土で非連続サービスを提供すると説明した。
Bluebird衛星は、BlueWalker 3と比較して、処理帯域幅が10倍に増加する予定である。
「これらの衛星の製造、組み立て、環境テストを完了することは、デジタル・デバイドを埋め、最も必要としている人々に接続を提供するという当社の使命における重要なマイルストーンです」とアベル・アヴェランは述べました。
衛星には693平方フィートの通信アレイが装備されており、米国フロリダ州ケープカナベラルの発射場にうちあげられる。
AST SpaceMobileの代表者はMobile World Liveに対し、衛星はSpaceXのFalcon 9ロケットによって目標軌道に直接打ち上げられると語った。
打ち上げ時期は未定。
AST SpaceMobileは以前、5機の新しい衛星の打ち上げを2024年第1四半期に目標としていたが、アベル・アヴェランは5月の収支報告で、7月から8月の間にこれらの衛星を打ち上げ場に移動し、その直後に打ち上げると述べた。
AST SpaceMobile、T-Mobile US、SpaceX、Appleが今後数か月間にさまざまな商用サービスを展開する計画で、デバイスに直接接続する宇宙競争が激化している。
AST SpaceMobileは、AT&T、Verizon、Google、Vodafone Groupから資金援助を受けている。
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