見出し画像

中国発のコンテナ船運賃が過去最高水準に達している。

画像1

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年01月26日に、新型コロナウイルスの新たな変異株「Omiceon Variant」の世界的な流行で輸送能力が落ち、需給逼迫(ひっぱく)が深刻化し、証券日報が2022年01月25日に、中国発のコンテナ船運賃が過去最高水準に達していると報告した。

画像2

中国からの輸出品を載せたコンテナ船運賃の値動きを表すCCFI(Container Carrying Freight Index/コンテナ船運賃指数、1998年01月01日=1,000ポイント基準)が直近で大幅に上昇した。

https://time-az.com/main/detail/76123

2022年01月14日には過去最高の3,489.94を記録。2022年01月21日には3,555.24となり、初めて3,500を超えた。

画像3

その原因として、中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長(现任中国国际经济交流中心经济研究部副部长刘向东)は、新型コロナの世界的な流行を運賃上昇の理由に挙げた。

画像4

特にヨーロッパと北米の港湾で労働力が不足しており、中国とこれら地域の間の輸送能力が落ちたと指摘した。

一方、中国製品の需要は高止まりしている。
米国では中国の防疫製品などの需要が急拡大。中国企業が春節(旧正月、今年は2月1日)前に受注製品の発送を終えようとしていることもあって、需給バランスは大きく悪化した。

画像5

国際物流会社の従業員は、現在は船舶の空きスペースを確保するのも難しい状態だと説明した。

画像6

これでは、船だけではなく、航空便も高騰しているので、苦しんでいる航空会社にとって人より、ものを乗せた方が良いかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?