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ドイツのエネルギー大手ユニパー、通期は赤字転落。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年02月24日に、ドイツのエネルギー大手ユニパー(Uniper)は2022年02月23日に、2021年12月期の純損失が€41億6,900万となり、前期の€3億9,700万黒字から赤字に転落したと発表した。

https://time-az.com/main/detail/76306

売上高は3.2倍に増え€1,639億7,900万。これを事業別に見ると、主力の国際コモディティー事業は3.4倍に拡大した。ヨーロッパ発電事業は3.6倍となり、ロシア発電事業は11.1%増加した。

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グループのEBIT(Earnings Before Interest and Tax/利払い・税引き前利益、特別損益除く)は€11億8,700万となり、前期比18.9%増加している。12月末時点の純負債は€3億2,400万と、1年前から€27億2,600万縮小した。

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今年については、特別損益を除くEBITが€10億~13億、特別損益を除く純利益が€8億~11億になるとの見通しを示している。

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また、同社は現在、ロシア産天然ガスをバルト海経由で欧州に輸送する新パイプライン「ノルドストリーム2(Nord Stream 2/Северный поток 2)」の承認手続きが停止されたことを受け、財務や資産への影響を評価している。

「ノルドストリーム2」を巡っては、2022年02月21日にロシアのウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン(Vladimir Vladimirovich Putin)大統領がウクライナ東部への進軍を命令したことを受け、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相が対露制裁として稼働承認手続きを停止すると発表していた。

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日本も昔、イランの石油開発で、米国に停止させられた。

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