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ヨーロッパ最大級の技術展示会IFAが帰ってきた。


PC Magazineは2022年09月01日に、COVID-19のパンデミックによる2年間の中断を経て、ヨーロッパ最大のテクノロジー・トレードショーが帰ってくると報告した。

IFA 2022のベンダー参加は、パンデミック前のレベルには及ばないが、開催までの数日間、広大なベルリンのメッセゲレンデ展示場は、2019年の1,800社から減少し、約1,100社の出展者であったが、依然として賑やかである。

Bosch、Electrolux、Garmin、Haier、LG、Miele、Panasonic、Samsungなど、家電・住宅設備分野のビッグネームがほとんど集まっていると言う。PCMagもベルリンに滞在し、展示会場から最新の技術発表を生中継で配信することを計画している。

https://time-az.com/main/detail/77626

今年のIFAは、TCG(Technical Consumer Goods/技術消費財)市場にとって困難な時期に開催される。GFUコンシューマー&ホームエレクトロニクスのマネージングディレクターであるサラ・ワーネケ(Sara Warneke, managing director of GFU consumer and home electronics)によると、パンデミックに後押しされ、TCG市場は2020年と2021年にそれぞれ3.9%増加してUS$1兆250億、その後12.6%増加してUS$1兆407億と異例の成長を遂げた。

サラ・ワーネケはIFA開幕記者会見で、「パンデミック関連のブームは終わり、市場は通常の状態に戻っている。」と述べた。「しかし、現在の売上は2019年のレベルを超えている。」

現在、消費者向けの大きな技術アイテムの購入をためらっているのは、あなただけではない。ロシアのウクライナ戦争、インフレ、サプライチェーンの問題、COVID-19の不確実性などにより、世界の消費者信頼感は低下傾向にあるとサラ・ワーネケは指摘する。

今後の見通しとして、サラ・ワーネケは、この秋に家電製品の売上を押し上げる可能性のある要因として、2022年のFIFAワールドカップを挙げた。

この世界的なサッカーイベントは、11月と12月の寒い時期に開催されるため、人々は家でサッカーを観戦する可能性が高くなる。スポーツイベントほど、テレビのアップグレードに拍車をかけるものはない。

IFAでは、LGの有機ELディスプレイ「LX3」が、ボタンひとつでフラットスクリーンとカーブドスクリーンの切り替えができるなど、新しいテレビに事欠欠かない。

一方、冷蔵庫や洗濯機といった大物家電の買い替えを検討している消費者にとって、エネルギー効率は今や最も重要な基準になっているとベンダーは述べている。Bosch、LG、Miele、Samsungなどの各社は、月々の請求額を下げることを約束する超高効率モデルで、この需要に応えようとしている。これまでほぼすべてのプレスブリーフィングで、ベンダーはIFA2022の大きなバズワードであるサステナビリティへの取り組みを強調してた。

IFAは2022年09月02日(金曜日)から一般公開されるが、ベルリンに行く予定がない方でも、PC Magazineは、IFA FOMOを解消するお手伝いができるはずですと言う。

私たちは展示会場を歩きながら、メッセ会場からその様子をお伝え予定と言う。

https://www.pcmag.com/events/ifa

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