米国のナンシー・ペロシ下院議長が、台湾を訪問するとどうなるか？

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2022年07月19日に、ナンシー・ペロシ下院議長(House Speaker Nancy Pelosi)、2022年08月に台湾を訪問すると報告した。

ナンシー・ペロシ下院議長の台湾を訪問は、2022年04月に予定されていたが、ペロシのCOVID-19陽性反応により中止となった。

当時、中国の王毅外相(Chinese Foreign Minister Wang Yi)は、この訪問は「悪意のある挑発」であると述べた。
2022年07月上旬、王は米国のアントニー・ブリンケン国務長官(US Secretary of State Antony Blinken)に、米国は台湾独立を支持するいかなるシグナルも発してはならない、と述べた。

https://time-az.com/main/detail/77357

「米国は領土主権を守るという中国国民の固い決意を過小評価してはならないし、台湾海峡の平和を台無しにする破壊的な過ちを犯してはならない」と、新華社がブリンケンとの会談で述べたと王は引用している。

他の中国の外交オブザーバーは2022年04月に、北京はペロシに対して制裁を課し、台湾での軍事演習を強化し、米国との気候変動に関する協力を停止する可能性が高いと述べている。
イギリスの経済新聞「FT(フィナンシャル・タイムズ/Financial Times)」は、ペロシ氏の台湾訪問の是非をめぐって米政権内に分裂があり、ウクライナ戦争開始直後の4月の訪問の方が正当化しやすかったとの見方もあると報じている。

「米国は領土主権を守るという中国国民の固い決意を過小評価してはならないし、台湾海峡の平和を台無しにする破壊的な過ちを犯してはならない」と、新華社がブリンケンとの会談で述べたと王は引用している。
他の中国の外交オブザーバーは4月に、北京はペロシに対して制裁を課し、台湾での軍事演習を強化し、米国との気候変動に関する協力を停止する可能性が高いと述べている。
フィナンシャル・タイムズ紙は、ペロシ氏の台湾訪問の是非をめぐって米政権内に分裂があり、ウクライナ戦争開始直後の4月の訪問の方が正当化しやすかったとの見方もあると報じている。
ペロシ氏の事務所は、台湾訪問を計画しているのか、アジア訪問を計画しているのか、確認はしていない。
ワシントンは台湾との関係を緊密化しようとしている。米国の元国防長官マーク・エスパー(Former US defence chief Mark Esper)は現在、台湾を4日間訪問している。

北京は、ナンシー・ペロシ米国下院議長が報道通り台湾を訪問した場合、米国は「あらゆる結果を負担」し、北京から「強硬手段」に直面すると警告した。

フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、ペロシ下院議長は来月、代表団を率いて台湾を訪問する予定だという。米国の下院議長が台湾を訪問するのは25年ぶりとなる。
ペロシは、1997年に彼女の前任者である共和党のニュート・ギングリッチ(Republican Newt Gingrich)が同島を訪れて以来、米国議員の中で最も高位の人物となる。
ペロシ議員一行は、日本、シンガポール、インドネシア、マレーシアを訪問する予定である。また、ペロシはハワイで議員の中で最も高位の人物となる。
米国インド太平洋軍の司令部(US Indo-Pacific Command)に滞在する予定である。しかし、この報道は、この旅が中止される可能性がまだあると述べている。

中国外務省の趙麗健報道官は北京(Speaking in Beijing, Chinese foreign ministry spokesman Zhao Lijian)で、ペロシ氏の台湾訪問を手配しないよう米国に求めた。趙麗健は、「中国の主権と領土保全が著しく損なわれる。」と述べた。

「もし米国が頑なにこれに固執するならば、中国は間違いなく国家主権と領土保全のために断固とした強硬策を取るだろう。」と述べた。
「米国は、このことによって引き起こされるすべての結果に対して完全な責任を負わなければならない。
台湾外務省のスポークスウーマンジョアンヌ・オウ(Taiwanese foreign ministry spokeswoman Joanne Ou)は、同省はペロシ氏の訪問についていかなる情報も受け取っていないと述べた。
「外務省や駐米代表部は、米国の各界の人物を招き、積極的に交流を進めてきた。もし、関連する進展があれば、適切な時期に発表する」と述べた。

しかし、日本の安倍前首相、森元首相が、台湾に行っても話題にもならなかった。

2021-05-10---安倍前首相、森元首相は、こんなところで元気です。