オックスフォード大学、コロナワクチン「Real World」データを発表。

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Forbes JAPANは2021年09月20日に、私と同様に。誰が、どんな噂を流しても、今のところ、新型コロナウイルスから身を守るための最善の方法は、やはりワクチン接種を受けることだと結論を出した。

だが、このほどイギリスのオックスフォード大学(University of Oxford)が発表した予備調査の結果では、そのワクチンの効果は、変異株の出現と接種後の時間の経過によって、いくらか弱まったとみられている。

ほとんど接種が開始されていない国がある中、一部の国が3回目の接種として、ブースターショット(Booster shot/追加接種)を行うことには批判もある。だが、この調査結果により、追加接種が必要だとする考え方には説得力が与えられたといえそうだ。

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3種類のワクチンを調査

研究チームは、イギリスのアストラゼネカ(AstraZeneca)、米国のファイザー(Pfizer)とドイツのビオンテック(BioNTech)、それと米国のモデルナ(Moderna)がそれぞれ開発した3種類のワクチンを接種したイギリス居住の約75万人について、調査を実施した。

優勢になった変異株の「アルファ株」と「デルタ株」に対するそれぞれの有効性を比較した。

現時点では査読を受けていないこの研究結果では、接種1回でのデルタ株への有効性は、モデルナ製ワクチンが最も高いとみられることが示された。

だが、研究チームは、接種対象者の平均年齢が比較的若かったことが、この結果につながっている可能性もあると指摘した。データが限られており、2回接種後の結果について、他2種類のワクチンと比較することはできなかったとしている。

また、ファイザー製ワクチンは当初、アストラゼネカ製よりかなり有効性が高いとみられていたものの、接種後に効果が弱まるペースが速く、4〜5カ月後には、アストラゼネカ製とほぼ同程度になっていたことが確認されたという。

ただ、研究者らは、ワクチン接種を完了することにより、自然感染によって得られる免疫と「少なくとも、同じ程度の強さの免疫を得ることができる」と説明。

いくらか効果が弱まったとしても、デルタ株への感染から身を守るための最良の方法は依然として、2回の接種を受けることだと述べている。

つまり、私の考えでは、次の方策を考える余裕を与えるのは、2回の接種を受けることになる。

また、その他の研究結果でもすでに示されているとおり、「新たに変異株が出現する中では、集団免疫を獲得することは不可能」と考えられるという。

その一因は、ワクチン接種の完了後に感染した人からも、未接種で感染した人と同じ程度の量の新型コロナウイルスが確認されていたことである。

つまり、接種を完了した人はその後も、未接種の人と同じように、感染を拡大させることできると考えられる。
これは、一定程度の人が感染すれば、その後の感染拡大は収まるという集団免疫の考え方が当てはまらないことを意味する。

こうした結果について、イギリスのレディング大学のサイモン・クラーク細胞微生物学准教授(simon Clark, Associate Professor of Cellular Microbiology, University of Reading, UK)は、

「これは、(ファイザー製とアストラゼネカ製の)2種類のワクチンがどのように機能しているかを示す、臨床試験ではなく、リアルワールド(実際の臨床現場から得られた)データだ」

「そして、すべてのデータセットが示すのは、デルタ株はファイザー製、アストラゼネカ製のワクチンの効力を鈍らせたということだ」

また、広く使用されているファイザー製ワクチンによって得られる免疫力が低下することが確認されたということは、「確かに、感染リスクの高い人には3回目の『ブースター』接種が必要であるとの主張を支持するものだ」と述べている。

米国は、9月から追加接種を開始する計画を発表したところだ。複数の保健機関はこれについて、まったく接種を開始できていない国が多くある中、「不公平であり、パンデミックを長引かせる可能性もある。」と批判している。

また、不公平だけではなく、まったく接種を開始できていない国から、インドがそうだったように、新しい亜種が誕生する可能性が高く、泥縄状態になる可能性が高いと言うことである。

つまり、どのように生き残る可能性を高めていくかと言うことであり、その中には、ワクチンを拒否すると言う選択技は存在知んない。
ましてや、注射を拒否すると言う選択技は存在しない。

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