フランスのトタル、中国の三峡とEV充電網で提携。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年09月29日に、フランスの石油・ガス大手トタルエナジーズ(TotalEnergies)は2021年09月28日に、中国の水力発電大手CTG(China Three Gorges Corporation/中国三峡集团公司/中国長江三峡集団)との折半出資により、中国で電動モビリティー分野の合弁会社を設立することで合意したと発表したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75286

両社は合弁会社を通じて、湖北省でEV(Electric Vehicle/電気自動車)の充電インフラとサービスを開発し、2025年までに一般向けに1万1,000カ所超の充電ポイントを設置・運営する計画だという。

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充電器の出力は60~120KW(キロワット)で、1カ所当たり20~50台に対応できる。
企業の敷地内に専用充電設備も設置する。いずれも電力の大半を再生エネルギーで賄う。

中国は2060年までに炭素中立を実現することを目標に掲げる。
モビリティー分野でのエネルギー需要の急拡大を受け、EV普及率は今後数年で大幅に上昇するとみられている。それに伴い、既存の充電網の拡充が必要になる。

トタルエナジーズは既に、オランダのアムステルダムやフランスのパリ、いぎりすのロンドンで3万カ所弱の充電ポイントを運営。アジアでは2021年07月に、シンガポールで充電ポイント1,500カ所を取得した。

将来の車をドライビングで捉えるか、ロジスティクで捉えるかで、大きく未来が変わる。
中国、ロシア、ブラジル、米国、カナダ、インドなどは、ロジスティクで捉えるべきではないのだろうか?

ただし、うるさいフランスの口を封じるとも考えられる。

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