ユネスコ、「アラビア書道」を「人類の無形文化遺産」に認定。

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DesignTAXIは2021年12月16日に、パレスチナ(Palestine)、エジプト(Egypt)、ヨルダン(Jordan)などアラビア語圏の16カ国が申請したアラビア書道(Arabic calligraphy)が、ユネスコの「人類の無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage of Humanity)」に正式に登録されたと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75837

サウジアラビアは、2020年と2021年を「アラビア書道の年(Years of Arabic Calligraphy)」と定め、主導権を握った。同国の文化大臣であるバドル・ビン・アブドゥッラー・ビン・ファールハン王子(Prince Badr bin Abdullah bin Farhan)は、「アラビア書道の銘記は、王国が本物のアラビア文化の貴重な側面を支持した結果であり、歓迎する。(the inscription of Arabic calligraphy, which is the result of the Kingdom championing this treasured aspect of authentic Arabic culture.)」と述べています。

ユネスコはそのWebサイトで、この工芸を「調和、優雅さ、美しさを伝えるために、流れるような方法でアラビア文字を手書きする芸術的実践」と説明している。

この芸術形式は、アラビア語のアルファベット28文字を使用し、一般的に草書体で書かれ、左から右へ読む。老若男女を問わず、学校で正式に教わることもあれば、弟子入りして受け継がれることもある。

伝統的に、カラム(qalam)と呼ばれる筆記具には、竹の茎や葦などの自然素材が使われる。墨は蜂蜜、黒煤、サフランからなり、紙は卵白と澱粉で処理される。

ARTnewsによると、カリグラフィーは当初、アラビア語をより読みやすくするために考案されたが、やがてより空想的なスタイルに変化していったという。書道は文字の性質上、アーティストが文字を創造的なモチーフに変える方法は無数にある。

パキスタンやイランには、ずべて手書きの新聞が今も発行されている。

チベットには、一つの文章の文字が編み込まれた立体書道もある。

また、時代とともに進化し、カリグラフィーのような流行の作品には、マーカーやスプレーなどの現代的な道具がよく使われる。

ユネスコは通常、遺産を認定するが、無形文化遺産は、芸術様式、ゲーム、方言、料理の専門知識など、決まった物理的な形がない慣習を対象とするものである。書道に加えて、16カ国の連合は、鷹狩りもリストに加えることに成功した。

2019-03-05---文字を使ったドローイングの芸術。
2015-05-26---カタールの鷹匠用ハヤブサ病院。
2014-04-07---少女はモンゴルで鷹匠になっている。
2014-02-11---アフガニスタンで、不法な狩猟が上昇中!
2012-11-17---隠れた覆いを取るサウジのアート。
2012-01-12---アフガニスタンで登場した世界最大の「コーラン」!
2007-12-16---「インシャーラー」と言う言葉。

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