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インド政府は、10,372億ルピーのインドAIミッションの下でAIインフラ・プロバイダーを選任するための入札を募集。

インドの新聞「タイムズ・オブ・インディア(Times of India)(電子版)」の姉妹誌経済新聞「エコノミック・タイムズ(The Economic Times/電子版)」は2024年08月17日に、インド政府は、インドAIミッション(India AI mission)の一環として、クラウド上で人工知能サービスを提供する機関の入札を募集している。予算は10,372億ルピー。

入札対象機関は、学術機関、スタートアップ、研究者、政府機関に高速コンピューティングAIインフラストラクチャを提供する。このイニシアチブは、10,000台を超えるGPUやその他のリソースへのアクセスを提供することで、AIエコシステムを強化することを目的としている。入札は2024年09月06日までに提出する必要がある。

政府は、2024年03月に内閣で承認された10,372億ルピーのインドAIミッションの下、クラウド上で人工知能サービスを提供する事業体の登録の入札を募集している。登録された機関(データセンターやクラウドサービスプロバイダーなど)は、入札プロセスを通じて判明する最低料金で、GPU(Graphics Processing Unit/グラフィックス処理装置)、アクセラレータ、TPU(Tensor Processing Units/テンソル処理装置)、ストレージなどの高速コンピューティングAIインフラストラクチャへのアクセスを、学術機関、スタートアップ、研究者、政府機関などに提供する必要がある。

インドAIミッションでは、1万台を超えるGPUで構成されるスーパーコンピューティング能力が、AIエコシステムの構築のためにさまざまな関係者に提供される。

「これを可能にするためにサービス ・プロバイダーを登録することを目的として、デジタル・インディア・コーポレーション(Digital India Corporation)傘下のIBDであるインドAI、メイティ(MeitY)はRFE(request for empanelment/登録要請書)を発行した」と、メイティ(MeitY)のアビシェク・シン事務次官補(Additional Secretary Abhishek Singh)はソーシャルメディアの投稿で述べた。

世界中でAIが急速に発展するにつれ、CPUベースのサーバーに比べて高速にデータを処理できるGPUベースのサーバーの需要が高まっている。

このGPU 調達には、インド企業のみが入札できる。

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