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タイピングは初心者のほうが身に付きやすい

「タイピングといっても、パソコンもさわったことないし」
「ぜんぜん打てないのに、見ないで打つなんて絶対ムリ!」

なんて思っていませんか?

それ、逆です。

タイピングは初心者、できればキーボードなんてさわったこともない、というくらいのほうが身に付きやすいのです。

いまいち信じられないですよね。。。

では、納得のいく説明を。

タイピングの習得というのは、すでに少しでも打てる人には不利なんです。

どういうことかわかりますか?

まだピンときませんよね。

それではまず、タイピングの練習過程を少し説明しましょう。

タイピングの練習というのは、指にその場所を覚えさせる訓練なのです。

なにも考えなくても、頭でに浮かんだ文字のキーの場所を指が勝手に押す、という訓練をするのです。

つまり、無意識にいれる。

なにかしら習得した経験がある方にはわかるかもしれません。

たとえば楽器。

演奏の最中、いちいち「よし、ドの音を押そう」とはしませんよね。
無意識に指がその位置にいく、自然にその形で押さえる、という動きをすると思います。

楽器に限らず、日常生活だってそうです。

たとえば、なれた部屋の間取りを移動するとき。
トイレに行こうと思ったら、ここを右に曲がって...云々とはいちいち考えないはずです。

そしてこの「無意識にいれる」という作業には、余計な情報や経験がないほうがよいのです。

タイピングの練習で言えば、少し打てる、というのは余計な経験になってしまいます。

その、少し打てる、というのがタイピング訓練の過程であればよいのですが、我流だと本当に大変です。

なぜなら、少し打てる人にとって、タイピングの練習は苦痛だからです。

だって、少し打てるんだもの。

少し打てる、その我流の打ち方で打ちたくなるのです。
じれったいのです。

タイピングの習得では、どの指でどのキーを打つかが決まっています。

それが、どうでしょう。

すでに我流で打っていたら、なんでこんなことしなきゃいけないんだろうと思ってしまいます。それが人間です。

もちろん、我流の人は絶対に習得できないとは言いません。
ただし、初心者よりもかえってハードルが高いのは事実です。

もし、私が指導するとなったら、かなり躊躇します。

というわけですので、もし、タイピングを習得したいと思っているのでしたら、我流でクセをつけてしまう前に、まだまっさらな初心者の状態で訓練することを強くおすすめします。

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