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私と二郎

はじめまして。SmartHR・セールスの前田亮です。

この記事は私が働いている会社でにわかに始まった #同好会_ラーメン二郎 のメンバーによるアドベントカレンダー4日目です。

せっかくこうしてはじめてnoteを書くきっかけをもらえたので、今日食べた荻窪店の二郎画像と併せてタイトルのテーマでポエムを綴ります。

​私にとって二郎はプロテインだった

私と二郎の出会いは大学時代。当時体育会空手部員だった私は、ウエイトアップに苦しんでいました。私は当時、身長183センチで体重は50キロ台、体脂肪率は6%。生まれつきの太りにくい体質に加え、週4空手、週3キックボクシングで消費するせいでなかなか体重が増えなかったのです。

そんな私は週4のラーメンノルマを自身に課しました。元々ラーメンが好きだというのはもちろんですが、当時の私にとってラーメンはトレーニングと同義であり、そんな中で出会った二郎は良質なウエイトゲイン(体重増量用)プロテインだったのです。

二郎との出会いをきっかけに、私の体重は順調に増えました。ナチュラルで63キロをキープできるようになり、かつ体脂肪率は8%でした。このことは、以前までの自分のカロリー摂取量がトレーニング量に対して足りていなかったことを教えてくれました。

減量と二郎

私と二郎の関係は良好でした。二郎は中毒性の高い食べ物と言われていますが、私は週1通いで満足できる低級ジロリアンだったので、5日程度の空手部の合宿なら特に支障なく乗り切れました。

問題は試合でした。

キックボクシングの試合は階級制。60キロクラスであれば何てことはないのですが、学生最後の試合で自分の限界に挑戦したくなり、55キロクラスでエントリーした時が地獄でした。アマチュアの計量は試合当日のため、過度な水抜きはできません。体脂肪率8%からの約8キロの減量は非常に厳しいものでした。

減量苦に二郎の中毒性が相俟って、私はその時初めて二郎を憎みました。精神を侵され、試合前日に「軽いものだったら食べても大丈夫」とマシュマロを食べた結果、口の中の水分を全て奪われて地獄を彷徨ったのは人生でもトップ3に入る苦しみとして記憶に刻まれています。

現在

社会人になってからも何度か二郎を憎みかけたことがありましたが (その件はまた後日)、現在の私は再び二郎と良好な関係を築けています。体重を増やす必要も減らす必要もなくなり、好きな時に二郎を食べられるようになったのです。

馴染みの目黒店の右奥の壁には、ボクシングの興行ポスターが貼られています。メインイベンターとしてそこに載っているボクサー「ジロリアン陸」のことを私は何も知りませんが、二郎を愛しながらプロとしてボクシングと向き合う彼を、私は尊敬します。

荻窪二郎豚マシ(ヤサイニンニク)


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