「透明海のアルテミス」

震える心が木戸(軌道)を揺らし
哀しみの命へ

透明な海
歩いて水(アルテミス)の上を
ゆっくりと渡る

鉄路(鉄郎)の心は
永遠の涙を受け止めるには
優しすぎるのかもしれぬ
この子を愛でる(メーテル)向席の人がいないなら

坊やは
無力さを噛み締めながら
耳の傍の幕を降ろし
命照る未来へと

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