僕のマンガが出来るまで

今自分が描いている「四天王と僕(仮)」の1話の制作過程について公開します。

どーぞ!


この1枚のあらすじをまとめた物だけ用意して、あとはぶっつけ本番で考えながら描きました。それができたのは、机に向かっている時間以外、キャラクターの生い立ちを考え続けたからだと思います。

四天王と僕(仮)は、1話10ページです。そのページそれぞれに
「このページではこれが起こる/これについての説明を行う」というテーマを決めます。

それ以降はテーマをクリアすることだけを目標として、キャラクターに演技をさせます。

例えば、「知らない誰かが入ってきました、好きに反応してみて」と
キャラクターに投げかければ

Aは「何勝手に入ってきてんだ‼」
Bは「あれ?来客の予定あったっけなぁ…?」
Cは「…………………誰?」

と演技が浮かびます。浮かばなかったら、そのキャラクターはまだ僕の頭の中で
輪郭のおぼろげな「アイデア」でしかないので、頭を飛び出してくれるまでパーソナルを
練りこみます。

Twitterで、「あぁ~このコンテンツ、〇〇さん好きそう~」って気持ちでRTすることがありますよね?あれを自分の作ったキャラで行えるようになれば、

「キャラクターが立っている」

と僕は判断します。

なのでもうこの僕の日常に確かにいる彼らと楽しみながら一緒にマンガを作り上げていきたいなぁと思っています。


では、作業に戻ります。

四天王と僕(仮)

LINEマンガインディーズ、マンガボックスインディーズにも掲載しています。
良ければぜひ…!

マンガボックスインディーズ
https://www.mangabox.me/redirect_to/indies.viewer/?manga_id=13788&content_id=127790
LINEマンガインディーズ
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=4217


以下駄文


最後に、シチュエーション以外ぶっつけで描くこのやり方をした理由について。

僕は10年くらい商業漫画家を志望して活動していました。その頃は
「全てのコマにどんな絵とセリフが入り」
「そのコマがキャラクターの性格のどういう部分を表現し」
「そのあとの展開にどうつながるのか」
これらをガッチガチに決めてからようやく絵を描いていました、大変でした。

今回そうしなかったのは
「とにかく描き始めたい」という気持ちと、
「もう少し自分を信じてみよう」という気持ちがあったと記憶しています。

先んじてすべてを決めて進めることが、描き起こす時点での自分を信じていない
行為のような気がして。


ここまで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

#マンガ #オリジナル

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