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「妖学男子」感想


お疲れ様です、あさぎです。

2020年2月9日に開催されたコミティア131にて購入させていただいた、
まどろみ骨子さん(現在は月生さんとして活動されています。 )の創作キャラクターのイラストブックの感想を記していきます。

全体通して、暗さも眩しさも艶やかに描かれていて1ページに滞在する時間を長くさせていると感じます。では各ページ感想に。

1枚目
歯がエロい!全体的に暗めの色調の中で瞳と小さなピアスだけに明るく強い色が置かれていて、それがイラストの中では面積的に小さいのにしっかりアクセントになってて目を惹きつけられます。

2枚目
暗い中に赤い光、と強い色が画面を支配しているのですが光の描き方が淡く、また水滴を漂わせた演出で、強烈に…というより幻想的に引き込むパワーがある気がします。隅々をまじまじ見たくなる系の絵です。

3枚目
僕がこの本で一番好きな絵。モチーフとしての彼岸花が好きなのでとても精密に描かれ、美しく配置されてる構成に心奪われました。描くの難しいんですよ彼岸花…
暗闇の中にいるキャラクターに彼岸花の色が灯りのように照り返しを与えてるとこがエモポイントです。唸らされる。

4枚目
ここまでと一転、明るく優しい画面の絵です。紫陽花が描かれているのですが前のページの彼岸花とは、同じ花でも描写の仕方が全然違って、描いた時期とか、月生さん自身の感性の変化という可能性もありますが描写の差に惹かれました。塗り方も、なんだか優しくて…いやすいませんもっと具体的に語れたらいいんですが色に関しては造詣が浅くて……

5枚目
表紙にもなっているイラストです。
海辺にたたずむキャラクターと夕暮れ空と夕陽に照らされた水面。この絵を構成しているオブジェクトはすごく少ないのに圧倒される情報量を備えた絵です。
特に空の描き方が好きで、降りてくる夜の深い藍色の隙間から差す夕陽の橙が上手く描写されてて、パワーのある画面を作っているなと…キャラクターも、対比を強めるように暗く描かれていて、一層背景の眩しさを際立たせています。やー、すごい。

巻末には、各キャラの過去に描かれたアートやコメントが差し込まれています。
これも、本編と異なったキャラクターの表情が見れて面白いです。

繰り返しになりますが、一枚一枚、長く見ていたくなる絵構成されていて、ページ数は多くないものの、読みごたこある一冊でした!

最後に月生さんの通販ページのリンク、掲載しておきます。
イラスト本のみならずグッズも制作し、販売されていらっしゃいます!
誰かの良き出会いになれば幸いです。

◾️BOOTH内・「妖学男子」通販ページ
https://honeco.booth.pm/items/1544546

◾️BOOTH
https://honeco.booth.pm/ #booth_pm

◾️SUZURI
https://suzuri.jp/tsukio_5757





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