シロガネリーグスリー 振り返り

11月5日、都内某所で開催された金銀VCオフ「シロガネリーグスリー」に参加してきました。

今年に入ってから関東の金銀VCオフに積極的に足を運ぶようになり、少しずつ東京が身近に感じられるようになったようなまだまだそうでもないような。

まずは主催及びスタッフの皆様、当日一緒に遊んでくださった皆様、改めましてありがとうございました。


使用パーティ

インスパイアされてばかりで自分で考えてみることをあまりできない私という人間、相変わらず気付けば誰かが作り上げた構築を土台にちょろっとアレンジしてみるくらいに止まり。

尤も、発売から既に23年経過しているゲームである。オリジナリティやら大発見やらを新たに追求する余地があるともそうそう思ってもいないが。

とはいえ人様が練り上げた構築を、自分で再現するために厳選して育成する。それだけでも楽しいもの。

今回注目したのは某魔人島で話題沸騰中(?)のいわゆる「ハピムウマ」であった。

構築

・ミルタンク♀55@ピンクのリボン
おんがえし、のろい、じしん、ミルクのみ
※理想個体

・カビゴン♂50@たべのこし
のしかかり、だいもんじ、のろい、じばく
※理想個体

・ハピナス♀50@せんせいのツメ
れいとうビーム、プレゼント、いやしのすず、タマゴうみ
※A抜け理想個体、Aは10以上はあって高め

・ムウマ♀50@きせきのみ
くろいまなざし、ほろびのうた、みちづれ、でんじほう
※A抜け理想個体

・パルシェン♂50@おうごんのみ
なみのり、リフレクター、まきびし、だいばくはつ
※A抜け理想個体、A11

・スターミー50@まひなおしのみ
ハイドロポンプ、サイコキネシス、でんじは、じこさいせい
※A抜け理想個体

原典構築全体の詳しい解説やらコンセプトは考案者様の記事へ。 http://majinjima.ma-jide.com/party/2022/hapimu.htm

私自身が手を入れたところにつき、下記諸々記す。

55エース:ミルタンク

結果としてミルタンクのSAとなったわけだが、あまり人様の構築においては見かけることのないシングルエース選出ではないかと思われ。

原典のパーティコンセプトは「ハピナスとムウマと物理地面に強いエースでサイクルを回して消耗させていき、Sの高い高火力エースで上からスイープする」というのが主眼である。

ミルタンクは物理耐久と素早さこそ優れるものの、主に鈍いを積んで戦うタイプのため、素の高いSも殺してしまいスイープを任せるには不向きと言える。

スイープというよりサイクル回しの1パーツとして扱いながら、相手のタイミングを見て鈍いを積んで詰める、というような立ち回りになるであろうと。とはいえサイクル戦でダメージレースしようとする以上は、再生回復をソースにできるのはありがたい。

…まあ選んだ理由の最たるものは「たまたま4F生まれたし記念に育てるかー」が1番だっただろうなと

スターミー

原典の50メンツからしてノーマル2枚にパルシェン、さらにエースに選んだのがノーマル。個人的に格闘の通りの良さを見過ごせなかったため、対策枠を欲した。

ガラガラ枠の代替として「バンギラスとハガネールと格闘に同時に有効打となり得るメンバー」に目を付け、スイクン(個体の都合格闘はやや重いが)とスターミーとで迷ったが、追加でフシギバナへの対応力の追加を考慮してスターミーを選択した。

ムウマ

大人しく原典に沿ったサポートムウマにしていればもっと違った戦績を残せたかもしれないが、ムウマの型は通常の黒眼滅びに変更し、局所的なタイマン、11交換性能を求めた。

毒も自傷も撒けなくなった時点で原典のコンセプトを放棄している気はしなくもない。まきびしはなくなってないが。

ミルタンクSAに際してパーティ全体の壁と見做した対策相手としてエアームドと甘えるブラッキーがあり、特に眠る持ちのブラッキーへの回答になるのがハピのプレゼントくらいしか思い当たらず。前者対策として突っ込んだ電磁砲と、後者に加えてカイリキー、55カビゴン辺りも、11交換で持っていく仮想敵と目論み。

負担をかけそうである。

カビゴン

エアームドとハガネール、特にエアームドに対する有効打が足りず、原典から地震を大文字に変更。

ハピナス

エースのミルタンクは状態異常に弱いため、癒しの鈴は強めのシナジーを発揮したと思う。やはりなんだかんだであると便利な技だなと。

パルシェン

攻撃技枠は、バンギラスとハガネールへの有効打を見据えて波乗りを選択。

対戦のログ

vs のりすけさん(勝ち)

お相手:スターミー55、バンギラス55、ムウマ50、カビゴン50、カイリキー50、ナッシー50
→スターミー(先発)、ムウマ、カビゴン

私→ムウマ(先発)、ハピナス、ミルタンク
ハピナスでスターミーとナッシーと気持ちばかりにバンギラスを見て、ムウマでスターミー以外を幅広く11に持っていく目論み。

先発のスターミーを見てムウマからハピナスに引くと、お相手もムウマに下げてくる。続いてハピをムウマに戻すと黒眼に捕まり、まずは11かーと思っていたら忘れた頃のシャドボ持ち。同速対決に勝てば道連れにできたものの勝てず、早々にムウマを失い数的不利に。

次鋒で繰り出したミルタンクに黒眼滅びをかけているうちに地震3発でムウマを落とし、お相手が出してきたのはカビゴン。

滅び解除にハピに下げたところに爆パン、受け出し2発目を被弾。なるほどク○カビか。スターミー戦に余裕を持たせるために一度卵を食っておきたかったが、相手外しと自傷を潜り抜けこれを達成。

タンクに交代し鈍いを1回積めれば、急所さえ引かれなきゃ○ソカビには押し勝てるはず。自傷を乗り越え無事突破。残ったスターミーにはあやみがを仕掛けられるも、ハピナスの爪もほどよく仕事しプレゼント連打で快勝。

vs ミーサさん(負け)

お相手:エンテイ55、サンダー55、ガラガラ55、カビゴン50、ナッシー50、マルマイン50
→エンテイ(先発)、カビゴン、ナッシー

私→ミルタンク(先発)、スターミー、カビゴン
何はともあれ爆弾の対策だが、ムウマはTAと鉢合わせると嬲り殺される予感。ガラガラには道連れを仕掛けられるが、こちらの主力がミルタンクである以上残りのどちらかの線が強かろうと。ミルタンクの鈍いを擬似的に爆破対策にし、万一の初手引き先にはハピナスよりカビゴンを優先、エンテイとサンダーには同速ワンチャンに持ち込めガラガラの上もとれるスターミーを添える。

初手でエースが鉢合わせ、いきなりエンテイが判明。様子見でスターミーに引くが、相手もナッシーに下げてくる。思い返すとお相手には安定択だろうなと。

電磁波と引き換えに眠り粉をもらい、ここでぐうぐう消費を選択して引かなかったのは後々から見返すとなかなかに意味不明。有効打もないのにねぇ

後手に回ってるうちにお相手カビゴン無償降臨。からの無情の腹太鼓。…あ、これ終わったわ。スターミーから引いたカビゴンをワンパンされ、ミルタンクを自爆で消し飛ばされ、残ったスターミーもナッシーに美味しく処理される。

実にきれいな負け方。
腹太鼓自爆……これはいいな!(小並感

vs けんすけさん(負け)

お相手:リザードン55、ケンタロス55、カビゴン50、マルマイン50、パルシェン50、ハガネール50
→カビゴン(先発)、マルマイン、ケンタロス

私→ミルタンク(先発)、スターミー、カビゴン
爆破速攻2連荘。前戦とわりと同じ思考で選出。ミルタンクが両エースに強めに出られてスターミーの一致技の通りがいいため、前戦よりは通りそうな…

カビゴンとミルタンクが鉢合わせ鈍いの積み合いが始まるも、こちらから先に仕掛けてしまい鈍いを複数回多く積まれた結果圧倒的不利な盤面になってしまった。のしかかりの試行回数を稼がれるうちに麻痺を引くだろうし…ムウマーっ!

結果、ミルタンクとカビゴン双方を犠牲にしなければカビゴンが崩せず、マルマインにスターミーを落とされてストレート負け。エースは見ることすら叶わず(試合後教えてもらいました)。

vs あろるふぁすさん(勝ち)

お相手:フーディン♀55、カビゴン55、ガラガラ50、ヘルガー♂50、パルシェン50、ナッシー50
→カビゴン(先発)、ヘルガー、パルシェン

私→カビゴン(先発)、ミルタンク、スターミー
55カビゴンの圧たるやヤバし。ミルタンクで丁寧に立ち回らなければ、と息を呑む。ヘルガーの性別を見て真っ先に警戒したのがこらきしだったため、上をとることに意識が傾いていたかも?

初手はカビゴン同士が鉢合わせ。麻痺を積極的に狙いにいくのも焼け石に水、取り巻きのノーマル耐性不在もあり初手から自爆。お相手には先手で鈍いを積まれるもよい感じに体力を削る。相手を眠りに追い込みながらミルタンクの鈍い積み合戦に持ち込む試合運びを思い描く。

ミルタンクを繰り出し、眠りに追い込めば鈍い合戦開始、捨て身なら耐えてワンチャン反動で自滅…といった展開を期待しまずは1発おんがえし(鈍い積まれても次のターンは寝る体力まではいくはずなので鈍い合戦には持っていける)。するとこれが急所を引き、最も好ましい形でカビゴンを突破。

ヘルガーが登場するが、あわよくば1発で飛ばしてチャンスを与えるまじと、カウンターのケアのために鈍いを1回積みに行く。こらえられても1度引いて素早さをリセットすればミルタンクでも上がとり直せる。そんな目論みの最中、放ってきたのはどろかけ。oh.渋い…

ヘルガーのかみくだくで堅実に削られていくも最中で地震をしっかり命中させ、ヘルガーを突破。残ったパルシェンが攻めてくるも、こちらがミルクのみで体勢を立て直したところでお相手投了。

いいところで上振れを引けたか。

vs poeさん(勝ち)

お相手:ミルタンク55、フーディン♀55、シャワーズ55、カビゴン50、パルシェン50、ハガネール50
→ミルタンク(先発)、ハガネール、カビゴン

私→ミルタンク(先発)、スターミー、ハピナス
ミルタンクとカビゴンは自分のミルタンクで競り勝てるかなという判断から、残りのメンバーへの有効打を厚く。シャワーズがエースだと甘えるで泥になる懸念も受け、しっかりと特殊受け&打点も固めていく(なお、結果論だがハピナスは完全に腐った模様

ミルタンク同士のかち合いから始まり、こちらが鈍いを積む一方でお相手はハガネールにバック。こちらも無理に攻め立てずスターミーへ→お相手カビゴンへ、と順当にサイクルが回っていく中で、ミルタンク同士のタイマンに戻る。

お互い鈍い1積みのおんがえしの打ち合い。どちらが先手を取るか、どこでミルクのみで立て直すか、の駆け引き択ターンの繰り返しの末、自軍のミルタンクが崩し切り激闘を制す。

そこからは、カビゴンが麻痺していたことやハガネールへの有利対面もあり押し切ることができ勝利。

vs ナベリアンさん(負け)

お相手:サンダー55、カイリキー55、ハガネール50、カビゴン50、パルシェン50、ムウマ50
→カイリキー(先発)、ハガネール、カビゴン

私→スターミー(先発)、カビゴン、ミルタンク
こちらのメンツの都合カイリキーは来るであろうということで、対策枠としてムウマとの選択でスターミー。対応範囲の広いカビゴンを添え、爆発はタンクの先制鈍いでごまかす。

スターミーと鉢合わせたカイリキーはやはりカビゴンに引き、電磁波がヒット。こちらもカビゴンに下げて鈍いを積み始めるとハガネールが登場、大文字で削りを入れて爆破に追い込む。

半分ほど削れたB1↑のカビに対しカイリキーが再臨するが、思い返せばここはどう考えてもスターミーに引くべきである。さらにサイクルが回ってカビゴン対面を作れば、自爆でどちらを飛ばしても有利対面になるではないか(スターミーはカイリキー、ミルタンクはカビゴンに有利)

しかしクロスチョップでカビゴンを失い、相手のカビゴンに対面させたミルタンクで鈍いを仕掛けるも爆パンで急所を引かれて万事休す。残ったスターミーでカビゴンに対抗できるはずもなく…

(あ、ナベさん。試合とは別に第3世代の方で色々と個体をいただき、そちらも本当にありがとうございました。大事にさせていただきます。)

vs yasuさん(負け)

お相手:バンギラス55、ミルタンク55、カビゴン50、スイクン50、エアームド50、ガラガラ50
→ミルタンク(先発)、エアームド、カビゴン

私→カビゴン(先発)、パルシェン、ミルタンク
ついに出てきてしまったエアームド。後から見返してみると、うーん…パルシェンよりはスターミーかムウマの方がいい仕事できた、のか?

相手エースのミルタンクがエアームドに引く間にカビゴンが鈍いを積む。大文字を見せるとミルタンクが帰ってくる。

再度エア引読みも外しのしかかりの麻痺も引けず、鈍いの回数に差を付けられてカビゴンダウン。

パルシェンを繰り出すも放たれる電磁砲、これはよろしくない。ミルタンクにエアームドへの有効打がないとわかっていながらもパルシェンで爆破を選択してしまい、半分投了みたいなもの。

エアームドを眼前に私のミルタンクは毒で視界を霞ませていったが、無駄に往生際悪くするくらいなら逃げる方がよかったのかな、とも

(現行世代のオンラインレート戦なら、泥試合で相手に無駄に時間食わして迷惑かけるくらいなら早めに降参する。オフという場だと状況も変わってくる?)

盤外で少々後ろめたい思いを(個人的に)残すことに。

vs tyokLさん(勝ち)

お相手: サンダー55、バンギラス55、カビゴン50、パルシェン50、ナッシー50、ヘラクロス50
→パルシェン(先発)、ナッシー、サンダー

私→ムウマ(先発)、ミルタンク、ハピナス
サンダーバンギならサンダーの方が選ばれる、かつミルタンクエースの相手の都合カビゴンとヘラクロスが両方出てくることはないかなとハピナス。もう1体は技範囲的にムウマで11交換狙っていくのが安牌か?との思考。

ムウマとパルシェンが対面、挨拶代わりの電磁砲を無事受け取ってもらう。とりあえず次は引いてくるだろうとミルタンクを合わせると出てくるのはナッシー。眠り粉をもらうまでに数ターンのラグがあり、その間におんがえしが2発ほど入る。

眠らせて早々爆破してくることもないか?と1ぐうぐう消費すると、繰り出してくるのはやどりぎ。これを見てミルタンクをハピナスに下げる。次ターンの同速対決を制し、冷凍ビームでナッシー突破。続いて再度繰り出されたパルシェンも上からプレゼントで突破。

残るエースはサンダーだったが、ハピナスの特殊耐久が改めて本領発揮、ガッチリ受け止めてくれました。麻痺も鈴でケア&タンク交代も挟みながらしながらPP戦をしていたが、危ない局面は2度ほどあった。PP戦の最中、お相手降参。

振り返り

おことわり、書き殴りです。オチも特別ないです!笑

4勝4敗、プラス番外編の野試合は記憶する限り全敗。
別に元から勝利の栄光欲してオフにお邪魔してるわけじゃないし、自分の浅い歴ではまあ及第点か。ここで満足しない人が「強くなる人」なわけだが

シングルエースで止まる相手に対する、脇での対策が甘すぎたか、と感じる(本戦外での野試合で、エアームド入りには例外なくフルボッコにされた)。有効打を分散的に付け焼き刃で搭載しても選出しなきゃ意味がない。

経験の浅さからミルタンクに特殊技を搭載する観点は持っていなかった(C低いし…という現行のステータス仕様による先入観大)が、当日目にした他の皆さんのエースミルタンクには電気技持ちが散見された。よくよく考えれば地震を打った記憶もそんなにない。他メンツでのケア次第では、十分選択肢としてありなのだろうと思い至った。

やはりというか、スターミーは使いやすいけどカビゴンを強く呼ぶ。あと、ミルタンクがいくら対面は有利でも使い方が身についていないと何にもならない。

あと根本的な話、第二世代の対戦に足を踏み入れておいてそもそも長期戦慣れしてないな、というのを思う。業を煮やして先に動き始めて悪手になるパターンもこれまであった。なんならハピムウマの根本のコンセプトを崩してまでサイクル性能を下げたのにも、30分制限に抵触しかねない試合運び立ち回りにどこかで抵抗を覚えていた気もする。ならそもそも速攻構築にしなはれとか、色々ツッコミどころは湧くが

ともあれ、このオフのために新しい個体にいっぱい出会いに行って出会えて育成できて、実機で選択できるメンツも広がってきている。

スカバイも始まるけど、金銀もまだまだ遊んでいくよー

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