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疲れやすさ
発達障害者は「疲れやすい」らしい。
理由として「定型が普通にやっていることを、考えてやらねばならない分、負担が大きいから」というのがよくあげられる。
当事者の一人として、それはそうだと思う。でも、それ以外にも理由があるような気がしていた。
私事であるが、ゴールデンウィーク明けに疲れを出して体調を崩してしまい、二週間近く仕事を休ませてもらった。
仕事を休んでいる間に動画サイト巡りを始め、その中で偶然三遊亭王楽師匠のYoutubeチャンネルを見つけて、動画をいくつか拝見させていただいた。
投稿された動画の一つに柳家花緑師匠が出演されたものがある。
花緑師匠は発達障害のうち、注意欠陥多動性障害と学習障害の当事者であることを公表されている。お弟子さんの花飛さんもアスペルガー症候群があると公表。
自分も当事者の立場で話を聞いていたのだが、動画の中で花緑師匠から「連想」というキーワードが出てきた。
「多弁」は自分にもあるので分かるのだが(自分の感覚では人が話していると話したくなるというやつ)、「連想」とは?となって、動画を更に続ける。
花緑師匠の場合は「先生から"犬"というキーワードが出てくると、"うちの近所の犬がね…"と話したくなる」ものらしい。
……待って、それ、症状だったの……?
というのも、自分もそうだから。人の話の中にたくさんのキーワードがあって、その中の一つでも自分の中のキーワードに繋がると話したくなるのだ。
調べたら出るわ出るわ。学習障害よりも注意欠陥多動性障害の方が人に迷惑をかけることが多いのだが、「連想」から「衝動性」に繋がることがあるとも書かれていて納得した。
そして、同時に物凄く疲れやすかったことにも納得できたのだ。
ずっと連想ゲームをしていれば頭はフル回転だ。
仕事もしている、趣味だって楽しんでいる、仕事と趣味にプラスして連想ゲームもやっている……疲れますね?と。
じゃあどうするんだよと言われそうだが、薬は使えない。コンサータは体に多く、ストラテラは合わない。ビバンセとインチュニブは処方されたことがないが、見た目の割に高血圧ではないのでインチュニブは難しいだろうなあと思っている。
これから考えていくしかない。さて、どうしてやろうか……。
おおよそ二週間、仕事も趣味も出来なかったことは痛手だと思っていたが、こうして情報を得ることが出来、無駄ではなかったと思えるようになった。
体調不良もご褒美と思えるような性格になりたいものだ。
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