lilToonがVPMサポートしたので移行してみた

lilToonがバージョン1.3.7でVPMサポートされました。


【2023/10/26 更新】

Community Repositories に追加する方法を追記しました。
現在はこちらを推奨します。

【2023/03/14 更新】

VCC 2.0.xへのアップデートにともない、Assets/liltoonが削除されないバグが修正されたので手順を変更しました。
また、VCCのキャプチャ画像を差し替えました。

【2023/01/19 更新】

VPMに"サポート"とされていましたので、タイトルを修正しました。
手順への影響は特にありません。

VPMとは

良く使うツールなどをVRCSDK同様にVCC上で管理できます。
プロジェクトごとにunitypackageからインポートする必要がなくなったり、現在インポートしているバージョンが分かりやすくなったりします。
詳しくは公式のドキュメントを見てね。

手順

VRChatのホームページより、VRChat Creator Companionの最新版をダウンロードしておきます。
(バージョンは2023/10/26時点の最新版 2.1.6 を用いて説明します。)

1.lilToonをVCCに追加する。

lilToonのホームページをブラウザで開きます。

VRChat Creator Companion を選択します。

"CreatorCompanion を開く"を選択します。

VCCが自動的に起動するので、"I Understand, Add Repository"を選択します。

PackagesのCommunity Repositoriesの中に、lilzyxwが追加されていればOK

2.プロジェクトのバックアップ

念のためプロジェクトのバックアップをとっておいてください。
VCCのバックアップ機能でも、フォルダごとコピーでもOK。

3.Unityを閉じる

Unityプロジェクトを閉じてください。
※移行前のlilToonのバージョンは1.3.6です。

4.プロジェクトにlilToonを追加

VCCを起動し、追加したいプロジェクトの Manage Projectを選択します。

インストールされているパッケージの一覧が表示されます。
一覧の下の方にlilToonが追加されているので、右側の"+"ボタンを押してプロジェクトに追加します。

一覧にlilToonが表示されていない場合は、右上のSelected Repoプルダウンを選択して"lilzyxw"にチェックをいれてください。

Installed Versionが追加したバージョンになっていればOKです。
※2023/10/26時点での最新版は 1.4.1 です。

7.プロジェクトを開いて確認

Materialを確認して、lilToonのバージョンが追加したバージョンになってることを確認します。
エラーなどが発生していなければ完了です。


手順(旧)

2023/03/14現在、VRChatCreatorCompanipon バージョン2.0.2の画面を用いて説明します。

1.ダウンロード

GitHubより"jp.lilxyzw.liltoon-1.3.7.zip" をダウンロードして任意の場所に解凍します。
※バージョンはそのときの最新バージョンをダウンロードしてください。ここでは追加するバージョンを1.3.7とします。

2.VCCに追加

VCCを起動して左下のSettingsを開きます。
Packagesタブを選択した後、右側の"+"ボタンを選択します。

エクスプローラが開くので、先ほど解凍したlilToonのフォルダを選択します。
選択するとUser Packagesの一覧にlilToonが追加されます。
(ここでは"F:\Unity\VPM\lilToon"に解凍しています。)

3.プロジェクトのバックアップ

念のためプロジェクトのバックアップをとっておいてください。
VCCのバックアップ機能でも、フォルダごとコピーでも。

4.Unityを閉じる

Unityプロジェクトを閉じてください。
※移行前のlilToonのバージョンは1.3.6です。

5.【不要】既存のlilToonを削除

VCCのアップデートによる不具合修正にともない、既存のlilToonのファイルを削除する必要はなくなりました。

エクスプローラ上でlilToonをフォルダごと削除してください。通常であればAssetsフォルダ直下にあると思います。

VCCでlilToonを追加する前に既存のファイルを削除してください。
エラーが発生します。

6.VCCでlilToonを追加

VCCを起動し、追加したいプロジェクトの Manage Projectを選択します。

インストールされているパッケージの一覧が表示されます。
一覧の下の方にlilToonが追加されているので、右側の"+"ボタンを押してプロジェクトに追加します。

一覧にlilToonが表示されていない場合は、右上のSelected Repoプルダウンを選択して"Local User Packages"にチェックをいれてください。

Installed Versionが追加したバージョン(1.3.7)になっていればOKです。

7.プロジェクトを開いて確認

Materialを確認して、lilToonのバージョンが追加したバージョンになってることを確認します。
エラーなどが発生していなければ完了です。

おわりに

参考にさせて頂きました。ありがとうございます。


プロジェクト内に既存のunitypackageでインストールしたlilToonファイルと、VPMでインストールしたlilToonファイルが混在する場合は、エラーが発生するのでご注意ください!

これまでunitypackageでインポートした場合は"Assets/lilToon"に追加されましたが、VPMでインポートした場合は"Packages/lilToon"に追加されます。

現状、通常ではSDKのようにオンラインで取得することはできないので都度zipをダウンロードしてVCCへ追加する必要があります。
※VPM CLIを用いることで自動化できるっぽいですがここでは割愛します。気になる方はこちらの記事にまとめてあるのでご参照ください。
https://note.com/esuten_vrc/n/nb7ed9307e6ce

私はこれでできたよーっていうのを簡単にまとめたものになります。
需要がありそうだったので公開しました。
何か誤りなどありましたらTwitterまでご連絡ください。