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産地偽装?にご注意を😘

このnoteは、あくまで「ネットでカラーダイヤモンドを購入する場合」です。
目の前に実物がある、もしくは既に信頼できるお店が出しておられ、それが間違いないものだと分かった上で魅力を感じる場合は、
目の前のその子は、あなたに出会うのを待っていた子だと思います。

「ご自身が気に入った子」が一番だとも思っております。
あくまでも「安全なカラーダイヤモンドか見極めるための記事」としてお読みいただければ、と思います。
 
また、カラーダイヤモンドが趣味の、ド素人の書いている記事です。
一生懸命調べた上で書いてはおりますが、不足や間違いもあるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

カラーダイヤモンドには、基本的に産地証明はありません。
唯一あるのは、ピンクダイヤモンド、アーガイル鉱山のもの。
アーガイル鉱山から産出、アーガイルで研磨された、純粋アーガイル産のものには、証明書(アーガイル鑑定書)が付いています。
 
https://item.rakuten.co.jp/diadia/458argpc2_037/?scid=we_lne_upc1554
↑こういう子。売り切れています。
 

そして、アーガイル鉱山から産出、原石のまま輸出、海外で研磨された「元アーガイルっ子」も多くあります。
 
アーガイル鉱山は、今年2020年に閉山予定なため、プレミアが付いてます。
それを狙って?
アーガイル鑑定書がなくて、「アーガイル産!」と、書いているものを、たまに見かけます。
「アーガイルで産出され、他の土地で研磨されたもの」は、「純粋なアーガイル産」では、ありません。
 
何が違う?同じ原石じゃないの?
どうやらカットが違うみたい(すみません!私、純粋なアーガイル産を持っていないため、受け売りです。)。
アーガイル産はカットが素晴らしい、というのは、よく聞きます。
 
一般的にカラーダイヤモンドは、カット評価がされないのと、大きければ大きいほど価値になるため、できるだけ原石から大きく取る、歩留まり重視。
 
でも、純アーガイル産は、カット重視らしいのです。
とにかく美しいシンメトリーを。ポリッシュを。
ハート型が美しい、とも聞いたことがあります。

 ↓こちらは「ARGYLE PINK DIAMONDS」社のHP。もう、HPだけでもキュンキュンするほど美しいですから、ぜひご覧になってください♡
http://argylepinkdiamonds.com.au/
↓こちらは「ARGYLE PINK DIAMONDS」社から直接純アーガイル産ピンクダイヤモンドを扱っておられる、日本の会社「ラビオストレーディング」さんのHP。
https://labios.jp/

また、カラーダイヤモンドはどこの鑑定機関でも産地証明をしていません。
 
なので、アーガイル鑑定書付以外、どこ産かは分からないのです。
 
鑑定書がないのに「アーガイル産」を名乗っているものには注意が必要です(出品者ごと…笑)。

※ちなみに、アーガイル鑑定書は下記の時期、下記のカラット数において発行が始まっています。↓(ARGYLE PINK DIAMONDS社HPより)
2005年1月~:0.20カラット以上
2009年1月~:0.15カラット以上
2016年12月~: 0.08カラット以上

なので、例えば2010年に「ARGYLE PINK DIAMONDS」が販売した、0.12ctであれば、純アーガイル産ピンクダイヤモンドでも、アーガイル鑑定書は付いていません。

…と、ここまで書いてきましたが、
何となーくの産地の見分け方が、一応あるにはあるんです(※100%ではありません)。
   

例えば、、

①アーガイル
「Fancy Vivid (Purplish) Pink」や「Fancy Intense (Purplish) Pink」、「Fancy (Purplish) Red」等の
彩度の高い、鮮やかなカラーのものは、
アーガイルからしか産出しないと言われます。

アーガイル鉱山は
「Fancy (Purplish) Pink」や
「Fancy Light (Purplish) Pink」も産出されますし、
元々ブラウンダイヤモンドを多く産出する鉱山(ブラウンとピンクは、着色原因が同じ親戚です。)ですので、「Orangy Pink」系や、「Brownish Pink」系も、産出されます。いわば、ピンクダイヤモンドのオールラウンダー。

蛍光性が「MEDIUM~STRONG BLUE」あたりであることが多いです。もちろん「NONE」や「FAINT」であることもあります。
↓(たぶん)こんな子達(右端はViolet)。

②南アフリカ
そして、ソーティングに「PL分析にて色因検査済み」と書かれた、タイプ2かタイプ2+1混合型、希にタイプ1のもの。
これは南アフリカ産と言われています。
Fancy以下の色淡いものが多く、
ストレート~オレンジやブラウン寄りの色味になる傾向があります。
蛍光性は「NONE」「FAINT」が多いです。↓(たぶん)こんな子達。

過去に一度、衝撃的に美しい(たぶん)南アフリカ産ピンクを見ました。「透明感溢れるFancy Intense Pink」。本っ当に美しいので、見てみてください。↓コズミックさんのブログ記事です。
http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=805#gsc.tab=0

③ロシア
最後は、紫に見える「Fancy Deep Purple(Purplish/Brownish) Pink」等は、ロシア産だと言われています。
I1以下が多く、インクルージョンが多いのが特徴のように感じます。
蛍光性は「NONE」や「FAINT」がほとんど。↓(たぶん)こんな感じ。


↓コズミックさんのブログにも、分かりやすく比較された記事がありました。
http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=736#gsc.tab=0

「産地が不明」とは言うものの、
ほぼ9割のピンクダイヤモンドが産出されるというアーガイル鉱山が閉山し、
出回っている原石が全て出尽くしてしまったら、
ピンクダイヤモンドの量も質も寂しくなることは、間違いないようです。
華やかなVividやIntenseに残された時間は、あとわずかなのかもしれません。

どこか、新たな産地が見付からないかしらと願っています。

本日も、最後までご覧くださり、ありがとうございました(*´∀`*)

ココナラさんで、“安全なカラーダイヤモンドを購入するためのアドバイス”始めました。
個別にご相談なさりたい方は、こちらもご利用くださいませ。

https://coconala.com/services/1297229

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