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アーガイル鉱山が閉山したらどうなる?~妄想のお話

↑こちらで少し触れましたが、
アーガイル鉱山が閉山することは、どうやら本当に間近なようです。
 
今までにも、2005年、2007年、2018年、2020年と、数回(見落としあるかもしれません。ごめんなさい。)年を明言した閉山情報がありました。
 
その度に、採掘方法を変えたりして延命措置を行ってきたようですが、
最近の記事を読むに、もう、資源そのものが尽きかけているんだろうなぁ、という印象です。

↓コズミックさんのブログです。
http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=802#gsc.tab=0
 

アーガイル鉱山が閉山するとどうなるだろう?
今はまだ想像することしかできませんが、おそらく今年(2020年)中には閉山するであろうアーガイル鉱山の閉山後の「妄想」です。

アーガイル閉山後を想像するには、
過去に閉山した、特徴的なダイヤモンドを産出する鉱山を見るのが適当かと思います。
 
カラーレスやイエロー、ブラウンダイヤモンドでは、
ひとつの鉱山が閉山しても、多少の質の違いはあっても別の鉱山からも産出するため、
大きく見て、そのカラーのダイヤモンドが枯渇するなど変化が分かりづらいと思われるからです。
 

例えば過去に、シャルトリューズカラーのイエロー系グリーンダイヤモンドを産出していた、ベネズエラの鉱山。

2010年くらいに閉山したそうです(私は閉山当時のことを、知りません…)。
そして今現在、この鮮やかな蛍光イエローグリーンカラーのダイヤモンドは、ほぼ姿を消しています。
↓同じくコズミックさんのブログより
http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=731#gsc.tab=0

そもそも、ダイヤモンド鉱山の寿命は、25年~30年くらいだと言われています。
 
地中でダイヤモンドが作られる地表近くへ運ばれるまでには、数億年と言う年月がかかりますから、どうしても、そこにある分を掘り尽くしてしまったら、終わりです。
 
アーガイル鉱山から、ダイヤモンドが産出され始めたのは、1985年あたり。
今2020年ですから、産出期間は35年ほど。
その生産期はゆうに越えていると言えます。
 
 
ダイヤモンドは、原石で産出されてから、カット研磨され、鑑定されて小売店で販売されるまでに、だいたい数ヵ月~1年くらいかかる、という認識です。
 
産出した国
→研磨する国(アーガイルの正規品はアーガイルで研磨。他にはインドのムンバイや、ベルギーのアントワープへ)
→鑑定(GIAなら、鑑定書発行までに1~2ヶ月かかる)
→世界各国へ輸出される
 
そこからそれぞれの国の卸や小売店で売れてゆくのには、1年?もっと??

 
そう考えると、2020年に閉山したとして、市場から全てのアーガイル産ピンクダイヤモンドが消え去るのには、3年くらいでしょうか。
 
先述のイエローグリーン系カラーダイヤモンドは、姿は消しましたが、たまーに見かけても、恐ろしいお値段!というわけではありません。
 
これは、希少性は高くてもそこまで人気でないためお値段も上がらない、ということかと思います(最近上がってきたようにも思いますし、出品されると早めに売れているように見えますが。)。
もちろん、お好きな方や欲しい方、探しておられる方はいらっしゃると思うけれど、奪い合うほどではない、ということなのでしょう。
 
これがピンクダイヤモンドだとどうなるか…?

アーガイル鉱山が閉山したら、アーガイル産アーガイル研磨の正規品はもとより、
アーガイル産の原石を他国で研磨したピンクダイヤモンドも、
数年くらいで出回らなくなる、ということに思います。
 
アーガイル鉱山から産出しているのは(というかアーガイル鉱山からしか産出していないのは、ですが)、
Fancy VividやFancy Intense、Fancyの、Purplish~ストレートの、愛らしいor鮮やかなピンクダイヤモンド💗
BrownishやOrangyの色濃いピンクダイヤモンドも多数産出しています。
 

南アフリカから 
Orangy~ストレートの、色淡いピンクダイヤモンド(ほぼFancyまで。LightやVery Lightが主流)は南アフリカからも産出していますし🧡、

 ロシアからは 
「Fancy Deep Purple Pink」あたりの、パープル系の色濃いピンクダイヤモンドが産出しています💜
 

が、アーガイル産のピンクダイヤモンドは、ピンクダイヤモンド全体のうち、90%をしめると言われていますから、
 
今現在見ることのできるピンクダイヤモンドのうち、愛らしい、桃色系、桜ピンク、赤っぽい、色鮮やかなピンクダイヤモンド、更にはレッドダイヤモンドやバイオレットダイヤモンドまで、ごっそり姿を消してしまう訳で…。
 
数も激減しますから、ピンクダイヤモンド全体でも価格は上昇するでしょうし(どこまでいくでしょうか?)、
特に、鮮やか、華やか、愛らしい、「ザ・ピンク」なピンクダイヤモンドは、更に上がっていきそうな気がします。

 
イエロー系グリーンダイヤモンドも、蛍光性の強い、コズミックさんの言葉を借りるなら「蛍光マーカーで色付けしたような」鮮やかなものはほぼ姿を消しましたが、
 
イエロー系グリーンダイヤモンドが全て姿を消してしまったわけではないですものね。
 
そして、ピンクダイヤモンドが姿を消してしまうことで、
他のカラーダイヤモンドも更にクローズアップされることは間違いなく、
色に関係なく、美しいものから順に姿を消していきそうな気もします。
 
お好みがアーガイル産のものの方はもちろん、
南アフリカタイプ、ロシアタイプがお好みの方も、
ほしいもの、これいいなと思うものは、躊躇わずに今のうちではないかしらと思っています。

きっと還流品がメインの市場になると思いますし、選択肢も減りそうに思いますので。

※私は業者ではありません。
購入を煽っているわけでもありません。

私自身が、今バイオレット(アーガイルからしか産出しないはず)が欲しく、かなり市場を探しているため、
選択肢があるうちに…と思わずにいられないのです。

以上、素人の考える「アーガイル鉱山が閉山したらどうなる?」の、妄想のお話でした。
 
本日も、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました(*´∀`*)

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