見出し画像

ななじうさんにちめ(せかいせん)

昨日の夕方に街中へチャリで出かけて、横断歩道の信号待ちをしていた時のこと。
チャリに乗った高校生らしき集団がキャッキャ言いながら隣にやってきた。
どの子もビアンキやら高そうなロードバイクに乗っていて、下半身を見るとガッシリしてたのでもしかすると競輪とかやってるのかもしれない。
二十万くらいする自転車を買わなきゃいかんのだから親も大変だなあと思いながら、ふと考えることがあった。

ワタクシも今年で齢44になる。
会社にいれば中間管理職になっててもおかしくない年齢、下手すると成人を超える子供がいてもおかしくない年齢。ローンで住宅買って庭でBBQやったりミニバンで週末はキャンプへ出かける。そんなこともあったかもしれない。
もし自分に若い頃転機となる出会いがあって結婚なんかして子供なんか生まれちゃったりして、果たしてその子供にビアンキの自転車を買ってやれるほどの親になれただろうか、と今とは違う世界線を想像してしまった。
そんな世界線に生きてないからこそ、週末は朝から酒飲んで昼寝して起きて酒飲んで寝るようなルーティンを巡ってるんだとも言えるけど、もし結婚して子供が出来てもその子にビアンキの自転車を買ってやれないからこそ今の世界線にいるのだとも言える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?