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なぜ『ドライブインシアター2020』を始めたのか。

こんにちは。はじめまして。
Do it Theater代表の伊藤大地(いとうだいち)です。

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今、Do  it Theaterが取り組んでいる『ドライブインシアター2020』
このプロジェクトについて、もう少し僕たちの考えていることや、想いを詳細に伝えられる場所があればと思い、こうやって読み物としても公開することにしました。(あまり書かない文章に戸惑いながら…。)

Do it Theater?

まず、その前にDo it Theater(ドゥイット・シアター)って何?という方もいると思うので、そんな方はこちらを観てみてください。

Do it Theaterは、2014年秋に”ドライブインシアター”の国内復活イベント「ドライブインシアター浜松」を開催したことをきっかけに立ち上げた、株式会社ハッチの事業部です。
そこから6年間、さまざまな地域やパートナーの方と共にドライブインシアターや野外シアターを中心とした”シアター体験”というものを作ってきました。(”シアター体験”という言葉についてはまた別の機会にお話させてください)


そんな中、このコロナ禍が訪れました。
世の中が、こんなかたちで日常を喪失するとは誰も思っていなかったと思います。外出自粛をして、見えない脅威にそれぞれの壁を作っていきました。日常が非日常になって、季節や時間の感覚も希薄になって、昨日と今日の境目の意識もなくなっていきました。そして経済活動、文化活動は停滞、Do it Theaterも今年開催予定だったイベントは全て中止、延期となりました。

6年間続けてきたドライブインシアターをリブート。

その中で、Do it Theaterはこの状況においてもエンターテイメントの火を絶やさずに、カルチャーを持続できる方法、経済活動の場を提供できる施策として、僕たちがこの6年間やり続けてきた”ドライブインシアター”がその一つの答えになると思い、動き出しました。

2020年4月2日、Do it Theaterは『ドライブインシアター2020』と題して、その想いをこのようなかたちのステートメントで発表しました。

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ただ、同時に単純にドライブインシアターをやるだけであれば、僕たちじゃなくてもいいのでは?とも思っていました。
この6年間ドライブインシアターやカルチャーイベントをやり続けてきた、僕らだからこそできる、その経験を活かした、この時代にやるべきドライブインシアターにリブートする必要があると。
安全で、愉しくて、ロマンチックで。そして、この愉しみが個人個人のものとなるだけでなく、社会や文化の持続性や循環性をもったかたちにしたい。そう考えていました。


3つのアクションを起こしたい。

だから、このドライブインシアターには3つのアクションというものを定義することにしました。

①この時代にふさわしい体験を提案し、エンターテインメントの火を絶やさないこと。
 今の時代に求められている、安全性が高い憧れの体験をつくります。そしてこのシステムを、映画だけでなく音楽や文化活動まで広げていくことで、カルチャーを活性化させていきます。
②新型コロナウイルス感染拡大予防を啓発していくこと。
このプロジェクトに参加してくれる人たちが、感染予防に最も積極的であることを望んでいます。ソーシャルディスタンスの重要性を発信し、予防啓発キャンペーンのひとつとして活動を発信します。
③新型コロナウイルス対策やエンターテインメントへ寄付をすること。
参加するだけで寄付ができ、新型コロナウイルス対策活動に協力し、危機に瀕している私たちのカルチャーの未来を保持していきます。

ドライブインシアターというエンターテインメントに参加することで、
それが、エンタメ自体の表現性経済性を持続させ、感染拡大防止の行動意識を高め、今まで僕たちを愉しませてくれた(育ててくれた)カルチャーを時持続させる。
そんな、もしかしたら欲張りな願望かもしれない、不可能と言われるかもしれない想いを実現させるべくスタートしたのが『ドライブインシアター2020』です。
イベントの持ち味である瞬間性だけでなく、その特別な体験自体が、僕たちの未来を明るくするものとなるように。
Do it Theaterは、そんな想いをこのプロジェクトに込めています。


『ドライブインシアター2020』は東京タワーからはじまる。

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『ドライブインシアター2020』は、漸くその体験がスタートします。
始まりの場所は、東京タワーです。
このプロジェクトに賛同、応援、期待をして下さっている皆様、お待たせしてしまい、申し訳ございませんでした…。
ただ、真剣に慎重に、このドライブインシアターを即時的なもので終わらせず、意味のあるエンターテインメントにしたいという想いから、時間を沢山とかけさせてもらいました。

東京タワーという日本の象徴的な場所で、ドライブインシアターというエンターテインメントが実施できるということによって、「日本がしっかりと回復に向かっている」という希望のシグナルを日本中、世界中に発信できればと思っています。

きっと、今までのドライブインシアターよりも、愉しく、ロマンチックで、力強く、みんながリアルな場所に集まることに意味がある、
そんなドライブインシアターになるという自信があります。
是非ご期待ください。
(※当初開催場所として予定していた大磯ロングビーチは、大磯プリンスホテルの6月中の休業継続のお知らせを受けて、開催を7月以降へと変更とさせてもらいました。)

この『ドライブインシアター2020』は、
映画や音楽など作品のかたちをしてはいないですが、
Do it Theaterから世の中へのメッセージとして、たくさんの人に愉しんでもらい、エンターテインメントの未来について考えてもらう機会になれば嬉しいと思っています。

引き続き、このチームの動きにご注目いただけると幸いです。よろしくお願いします。

Do it Theater(ドゥイット・シアター)
"あたらしいシーンは、Theaterからはじまる"をテーマに、野外シアターやドライブインシアターなど体験性に特化したイベントを作っているシアタープロデュースチーム。 累計6万人以上が来場した野外シアター「品川オープンシアター」や横浜赤レンガ倉庫とマリンアンドウォークヨコハマの2会場同時開催の「シーサイドシネマ」、 ロックバンドSuchmosとタッグを組んだ「DRIVE IN THEATER Suchmos」など、映画を観るだけではない、総合演出された新しいスタイルのシアター体験を全国に作り出している。

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